「不安」と「恐怖」

“不安”と”恐怖”—–どう違うのでしょうか?
歯科医院での私の経験をもとに考えてみると

  • 初めて歯科医院を訪ねる時は、”不安”
  • 主訴を説明して口を開ける時も、”不安”
  • 応急処置をしてもらい、説明を受けるときも”不安”
  • 親知らずがあり、抜歯した方がいい診断された時は、”恐怖”
  • 歯ぐきの手術をしないといけないと診断された時は、”恐怖”

こうして改めて考えると、個人差はあるけれども対象が漠然として明確でないときは、”不安、”。

対象が明確で、対処方法を理解したときは、”恐怖、”になっているような気がします。

お世話になっている歯科医院が心地いいのは、”不安”なのか”恐怖”なのかをヒアリングしてくれます。

  • “不安”なら「なぜか? 何に対してか?」をハッキリさせるカウンセリング。
  • “恐怖”なら「対処方法、痛みのあるなし、その後の経過」などを説明。そして一つ一つ”恐怖”をとりのぞいてくれます。

この区別をヒアリングのなかでしっかりしてくれるのが、わかるから心地いいです。

対人恐怖―社会不安障害 (講談社健康ライブラリー)

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