噂と推測

  • 「噂」:物事や人の身の上について、陰で話をすること。
  • 「推測」:現在まで知っていることをもとにして物事の全体を推量すること。

昨日の日朝首脳会談の報道を見て、この違いを思い浮かべた。結果論やけど、事前に報道されていたいくつかの内容は、「噂」を表面化したのとちゃうの。その「噂」をさもありなんで報道して、周囲に過度な期待を抱かせたんやない?って。

客観的事実と「推測」だけを報道していれば、結果をうけた一般的な反応がもう少し違ったような気も。まぁ、「もし」はキリがないし卑怯やけどね。

国防関連の「推測」が、訪朝前から比較的少ないのは、それだけリークされないからなのかぁとも思った。さらに拉致問題が報道されるのは、関心度合いから考えても至極当然。でも事前にあれだけ確定しているかのような報道をされるのは、リークされる量と質が違うんやろか?

「噂」と「推測」がごったまぜで、さらに客観的事実が自由に報道されるのは、いい面もあるけど、それだけ相手に情報をあたえるということもある。今回も総書記の開口一番、「いろいろあって複雑な中、よく来てくれました」って言われたのは、心理戦では出鼻くじかれてるなぁって思った。

まぁ、某国の「思想教育のための偏向した放送」より、「噂」と「推測」の報道の方がカワイイやろうけど。