Blogで燃え尽きる

スラッシュドットジャパンの記事。ブロガーの間で「燃え尽き症候群」が蔓延しているとのこと。燃え尽きないようするコツってあるのかな。

多士済々のコメントがとても参考になります。コメントの中で紹介されていたCNETの梅田さんのBlogも、「う〜ん、なるほど。よくわかります」とウンウンうなづいてしまった。

私のBlogを続けるコツは、「手段を目的にせず、まったりと続ける」ことです。梅田さんもおっしゃるように、Blogをスタートさせて「共通点のない人々に向けて書くということの難しさ」を痛感。

このBlogは”独り言”を目的に、日々雑感や備忘録を書こうと思って始めた。で続けていけば自分のナレッジにでもなればええかなぁと。だから「周りはどんなことを考えてるんやろ」とか「こんなこと書いて何か言われたらどうしよう」、「もっとおもしろいこと書かなあかん」って考え出すと、全くBlogを続ける気がなくなる。

ログにはリピーターの足跡もあってかなり嬉しい。時にはアドバイスも。そのたびに、「なるほどなぁ、そんな視点もあるなぁ」ってスゴクうなづける。だから楽しいし、もっと書いタレって思う。

気分や仕事の忙しさによって不定期だし、毎日書かないとアカンってプレッシャーはない。だからまったりと続けていけるのかな。

あと手段を目的にせずは、「書くことが手段であって、書くこと自体が目的になってしまうと楽しさがなくなるんやない?」ってニュアンスかな。例えが適切でないけど、仕事でもよく感じる。お客さんとさんざん打ち合わせして、コンテンツ、文章、構成を考え抜いて二人三脚でサイトを完成させる。

すると、ホントありがたいことに「めっちゃええもんできたわ。ありがとう!」って喜びはるん。せやけど、お客さんの顔をみると「あっ、ヤバいわ」って。だから、

「○○さん、半月ぐらいは、完成したサイトをマジマジとみつめて、喜びに浸ってくださいね。せやけど、その後はマイペースでできることから更新を続けていきましょか」

って言います。もう顔をみると「燃え尽き症候群」。最初は、サイトを使った「営業」「宣伝」「販売」の目的をしっかりもっていたのに、いつのまにか「完成させることが目的」になってしまうんや。

これ、IT業界のシステム構築ではあたりまえのように指摘される話やけど、いまだに事例はいくらでもころがってる。ホント。せやけどそれを頭ごなしに、「完成が目的じゃないです、この後が大事です」って言うと、経営者はそんなこと百も承知。心がすこし怒るわね。だから少し余韻に浸ってもらって、その後で何がこれから必要かを自分なりに考えてもらうヒントを私が日々投げかけていくのが大切かと。

人から言われてヤルのは続かんしね。やっぱり自分がやらなイカンぜよってとこか。あとはマイペースをどれだけ把握できるか。ヤキモキせんでも見てる人は見てるからね。ありがたいこと。