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ドナービジネス (新潮文庫)

『ドナービジネス (新潮文庫)』 一橋 文哉

臓器売買。途中、ツラく目をそむけつつも読み切った。ただし、内容を信じるなら今の自分にはショッキングすぎてコメントできない。できる知性ももってない。

金融と闇のエントリーで日本の闇社会がどう姿を変えたかを最後に紹介した。臓器売買・臓器移植斡旋業や闇社会が経営する病院なんかは、姿を変えた一つといえまいか。

「金で臓器を買い、移植をし、助かる」って言葉にするのは簡単。でも、

  • 「我が子の命が助かるのならば」
  • 「人工透析を一生受けずに済むのなら」
  • 「日本ではいつになるのかわからない」
  • 「助かる命も法律で助からない」

なんて背景を読むと、自分は全く判断不能。あまりにショッキング。さらに後進国の「自分の臓器を売って、それで豊かな生活ができるのにナニがいけないの?」という切実な訴え。

生体解剖用の子供をわざと産んで売却する「チャイルドビジネス」、「臓器売買にまつわる誘拐や凄惨な組織犯罪」、それらは社会の闇より人間の闇だろう。素人目にも医療ビジネスは「再生療法と臓器製造」にシフトしていくと理解。人間の闇がビジネスを促進。

医療ビジネスが選択する方向は倫理的・道徳的要素が多分に含まれる。だから法律で規制すれば解決できる問題、「ああすればこうなる」なんてシンプルな話じゃない。話半分と信じて読んでも衝撃。

「胎盤を食べることは、産後の早期回復にもはや常識といわれる。とても体にいいらしい。でも胎盤を食べると聞けば、拒否反応があるのも事実。それを、プラセンタとソフトな横文字にして、注射したり塗るとお肌に効果的らしい。さらにメークアップ製品にプラセンタが入っていると高価になる。」(著書解説の一部抜粋)

まさにビジネス。ノーコメント。

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