どこにエラーがでているの?

「エラーがどこに表示されているのかわかにくい」

以前、小売のサイトを制作したときに注意をうけました。そのサイトは、IDとパスワードでログインすると初回に入力した必要情報が出力されるように設計していました。ちょうどアマゾンで購入された方ならイメージしていただけると思います。

ところが、その登録フォームについて問題が…..。まさにその注意点をわかりやすく解説されているコラムです。

japan.internet.com
登録フォームのユーザビリティ


冒頭の小売サイトで問題になったのは、コラムで取り上げられている以下の点でした。

よく見られる悪い例として、ページの上部にエラーメッセージが小さく表示されるだけというものがあります。先述したように、ユーザーは実際に入力できるフィールドに目を向ける傾向があるため、入力箇所から遠い場所にエラー文言が表示されると、ユーザはエラーが発生したこと自体やエラーの具体的内容に気付かず、エラーを繰り返してしまいがちです。

制作者側からすると、登録フォーム全体をみているからエラーがでてもメッセージをきちんと読んでもらえるだろうと思っていたました。そして、テスト運用中にテストユーザーに登録してもらいました。

ところが、登録作業の結果に驚きました。仮に電話番号の入力が漏れていたとします。その場合は一番上に赤字で、「電話番号が入力されていません」と小さい文字で表示させていました。結果はどうか?

「見ていないんですね」

さらに、全体を確認せずに、もう一度入力しなおすのですが、何が原因でエラーになっているのか理解されていないので、同じミスをくり返す悪循環になりました。

一連の動作を目の当たりにしたとき、テストユーザーにお願いしてよかったと痛感しました。ユーザビリティを考えるとき、「こういう動きをするであろう」という予測の最大公約数を動作基準にしながらサイトを制作していきます。

しかし、今回のように登録フォームのような「売上や販促に重要な影響をもたらすページ」には、あらゆることを想定してしつこいぐらいの表示や説明をするぐらいが、ちょうどいいのかもしれません。

いかがでしょうか?今回のbeBitさんのコラムを読んでみて、みなさんのサイトには該当する問題点がなかったでしょうか?