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元会計事務所職員の確定申告期間の叫び#1

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新卒後お世話になった会計事務所(HPではそんな感じがしませんが)。カンを働かせると今週の中頃あたりが提出かな!?となると、いよいよラストスパートですね。ガンバッテください。提出後には、オイシイ"あしあらい"が待ってますし。

いいなぁ。もしよかったら誰か個人的に私と"あしあらい"してもらえません?っつーか、おまえ、ナニあらうんだって殴られそうだけど…..。

とにかく残りわずか。身体に気をつけてがんばってください。

ちなみに、この会計事務所は医療業界に精通していて、一般業界も個人法人あわせて顧客数は相当数にのぼります。職員は、自分が在職していたときで40-50人程度だったかと。税務財務を相談されたいかたは、一考もオススメです。

以下、会計事務所時代を振り返って戯れ言をツラツラ。ご興味のあるかたはよろしければどうぞ。業界人でない方にも、ツライ業務ってことをちょっとでもわかってもらえれば幸。

確定申告ワークフロー

まず、前提が三つ。

  1. あくまでお世話になった事務所での経験の話。他の事務所はどんなのかは不明。
  2. TKC(小林稔侍のCMでおなじみ!?)の会計システム上のお話
  3. 元会計事務所職員と現事業主という傍観者的立場での見解

確定申告が完了するまでのアバウトなフローは、上の図のとおり。これを鳥瞰すると、「ルーティンワーク」から始まって、ある時点で「インプット」から「アウトプット」にかわる。ルーティンワークが知識集約型業務なのに対し、「インプット・アウトプット」は労働集約型業務(これについては後述)。

【12月分監査】
通常の月次監査とほぼ変わらず。イレギュラーは、決算や申告に必要な情報・書類を収集するぐらい。ここで集中して情報や書類に「モレ」がないかを確認・収集できるかが、のちの業務の成否に大きな影響をあたえるかも。自分の知識と経験をフル活用しながら監査にあたる。

さらに、この監査で事業主と最終の密なコミュニケーションをとっておかないと、「納税についての意識」のズレが担当者と生じ、のちのちややこしい事態に発展。ただし、「納税の問題」はどっちもどっち的要素を含んでいる。

事業主は、「いくら納税するのか」が最大の関心事でありが、なかには「いくらお金が還付されるのか」という担当者を複雑な心境にさせる事業主もいる。このあたりの場面に遭遇すると、下手なニュースを見るより、経済的・政治的・法律的・哲学的・心理的視点の思考訓練に役立つ。

所得税には、10種類の所得があり、それぞれに所得計算方法と申告がある。が、事業主からすると「そんなとこと聞いてないよ」という怒りに拳が震える時も…..。代表例は、「一時所得「雑所得」。レアケースとして事業主と担当者双方に壊滅的ダメージを与えるのが、「譲渡所得」。

> 一人ツッコミ
っーか、これは月次監査と10・11月分監査でマメにコミュニケーションできていれば、本来なら何の問題もナシ。人と人との海千山千のガチンコ。

【決算整理業務】
知識集約型業務の集大成。会計は、「資産・負債・資本(貸借対照表:B/S)のストックと「損益(損益計算書:P/L)」のフローの複式によって構成されている。ちなみに単式簿記は、官庁の会計ぐらい(今はどうかしらないけど)や白色申告ぐらい。さて、ナニをするかというと

  1. B/Sの各科目の期末残高を確定させていく
  2. P/Lの自家消費や売上・仕入を確定させていく
  3. その他、全科目の最終確認

B/Sは期末残高が確定しないと、期首が開始できない。あたりまえだけど。一方、P/Lは、1年でリセットされる(ゼロになる)。だから良くも悪くも、"ぶっちゃけ"できる。

例えば、白色申告が多数を占める!?某団体では、「いくら税金納める?」「今年は、売上いくらにする?」という会話から始まって、業界用語でいうところの「下から計算」して、白色決算書と白色確定申告書を作成するという、ウワサ(強調しておく)が存在する。

専門的説明は避けるとして、1.の期末残高確定作業は予想以上に時間がかかる。それぞれの事業主固有の会計処理が含まれているから。機械的処理ができないし、色々と注意をはらわなければならない。

一方、事業主からすると、1.は理解できないことが多く、ゆえにナニをやっているのかがわからないからスルーするかイラつくかの二者択一的要素が濃い。しかし、2は、税金に直結する事項であるため、神経質にならざるをえない。特に、自家消費についての「見解の相違」は、争点になる。このあたりは、「マルサの女」の飲食業経営に税務調査しているシーンが、わかりやすい事例。

ちなみに、「マルサの女」は一説によると実際のマルサかあるいはそれに近い人物が監修したといわれるだけあって、かなりリアルな描写といえる。続編「マルサの女2」では、"宗教法人と法人税"の関係という深刻な問題をシュールな切り口でとりあげられている。宗教法人をハンドバックがわりした法人税における合法的節税は、業界人にとって薄ら寒いテーマでもある。

脱線した。この決算整理業務は、税務調査の点もふくめて担当者が、非常に神経と体力をつかうところ。さらに個人の決算は、当然ながら法人のように「数件/月毎」というわけではなく、数十件とある。というわけで、限られた時間内で「正確さ・緻密さ・力業」と「量をこなす能力」が要求される。「知識集約型業務」から「労働集約型業務」へ移行していく過渡期でもある。

> 一人ツッコミ
なんつーか、これは担当者によって二つのタイプにわかれるよね。

  • 「決算整理業務の質と量をへらすために、できるかぎり月次で処理をする」タイプ
  • 「とりあえず、月次は月次。ややこしいことや見直しは、全部、決算整理業務」タイプ。

ちなみに、私は前者。最悪は、両者の中間タイプで、「月次で処理しておきながら、決算業務で確認と修正をくり返す」タイプ。

ここまでたんたんと書いてきたら、なんだか訳のわからない脂汗がでてきた。おそらく、今まで手こずった申告の記憶が鮮明に蘇ってきたからだと推測。

そのため、続く。

> 一人ツッコミ
中途半端なやつ。こんなペースで最後まで終わるのかよ…..orz。もうちょっと、オモシロオカシク書けよな。

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2 Comments

  1. おつかれさまでした。 やっぱり大変だったんでしょうね!?

    論理的かつわかりやすいなんて、背中がこそばいですよ(笑)。あっ、やっぱり、インプットとBYの問題があるんですね。うーん、こればっかりは、解決するのが難しいですよねぇ。

    ワタクシでよろしければ、アルバイトへいきましょうか、もちろんBYで(笑)。

    でも、電子申告になったらどうなるんでしょう???

  2. 毎朝楽しくブログ読ませてもらっています。今年も無事?申告を終わらすことが出来ました。確定申告の問題点が論理的にかつわかりやすく表現されているので大変参考になりました。今年もインプットに対するBYの点で問題となりました。来年はこの意見を参考にさせていただいて改善に結びつけたいと思います。

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