ウェブサイトにどんなイメージをもっていますか?

JICの多い?少ない? 3人に1人はインターネット「上級者」 の記事を読んで、営業の時にフト感じることを思い出した。

今回の「インターネット上級者」の回答は、多少ナニに基準をおいているのかが曖昧な点があるかと。特に、

また、全体300人に「インターネット上級者」の条件として当てはまると思うことを聞いた(複数回答)。それによると、最も多かったのが「ウイルス対策に詳しい/ウイルス対策をしている」(226人)で、他にも「ホームページや掲示板の運営経験がある」(192人)、「ネチケットやネット上のルールに詳しい」(187人)、「検索で目的の情報にたどり着ける」(118人)、「アフィリエイトなどで副収入がある」(99人)、「ほぼ毎日インターネットを利用している」(89人)、「Blog を執筆している」(84人)などが挙げられた。

の"ウィルス"という香ばしい回答に大笑。まぁそれはよいとして、ウェブサイトの営業で、こちらから質問することが1つある。抽象的なもんで恥ずかしいんだけど。

『インターネット、特にウェブサイトについてのイメージは?』で、回答から大体3つのタイプにざっくり分類してみる。

  1. 営業マン
  2. 図書館
  3. 格納庫

今さらって感じ(笑)。それでも大体この3つに収まる。1.は、言葉のとおりだけど、咀嚼すると「事業収益に貢献してくれるツール」。なもんで、この手のイメージを持っている方とウェブサイトの話をすると、非常に歯切れ良くいいリズム感をきざみながら進展していく。不思議だけど。

まぁ察するに、「どんなコンテンツをユーザーに提供すればいいの?」って常に頭にあるんでしょうね。だから、こっち側からヒアリングすることも多いけど、先方から

  • "○○をやりたいけど、どう思う?"
  • "○○を提供したいけど、どう思う?"
  • "あの会社がオンラインサイトでやっている○○のサービスをどう思う?"

など、具現化された質問が多い。他には、検索エンジン対策や販促、etc。でも、こんな質問されると、こっちは「識者じゃねぇのに」って心中で弱音を吐きながら、冷や汗タラタラ流して必死。ロジカルかつストラテジックに答える能力がナイから嗚咽する。だったら、フリーなんかでやるなよなって。…..orz

次の2.はちょっと後に回して、3.の格納庫。イメージ的にはアーカイブってところかな。まだマイナーな回答だけど。アバウトで「ウェブサイトに自分の必要な情報を保存していく。データベース。」かと。

卑近な例をあげると、ブックマーク。今までならブラウザに保存していた。でもPCが1人1台からDesk+NoteやWin+Macのような2台以上になったりすると管理がややこしい。さらにブラウザもIE以外にFirefox,Opera,Netscape,Safariになったりするとパンク状態。

だから、自分だけのブックマークをインターネット側に置くぞって。このあたりは、昨年、Googleのg-mail参入を機にネット上で盛んに議論された「こちら側」から「あちら側」の話。ファイルサーバーを構築されていると体感できるかな。

自分のローカルPCには必要最低限のファイルしかないし、これらもファイルサーバーに毎日バックアップしている。各PCのメールやブラウザ、その他の設定ファイルも同様。なもんで、PCがクラッシュしてもあんまり困らない。

あとは、このファイルサーバーをWebDAVなんかでインターネット側に"公開"するかどうかだけ。公開してしまうと、もう世界中どこからでも必要なファイルにアクセスできる。ただ、今の自分にはセキュリティ面で不安があるためやってないけど。

前置きが長くなったけど、3.のタイプの人もある意味ビジネスの話がしやすい。ウェブサイトを社内向けに利用できないかどうかに視点を切りかえれば、トントンと進む。今なら、社内向けBlogなんかはこのタイプかな。

最後に2.のタイプ。これが一番難しい:’-)。いや、別に図書館がダメだといっているわけじゃない。ただ、この回答の人には、インターネットは、調べ物をする世界であって、クローズになりがち。その人の関心事が日々拡張されているなら、ある日、1.に変わることも期待できる。

でも、おおよそどうだろ?パレードの法則じゃないけど、

『インターネットで必要な情報の8割を検索できる能力を持っている人は、全体の2割』

ぐらいな感じがしないでも!?まっ、気のせいかな。ようは、2.の人に、ウェブサイトでナニか収益につながるようなビジネスの話をしようとすると、話がかみ合わないってことですかねぇ。

ウーン、国民年金のことを「ハローワーク」や「税務署」に聞くってか。1.と2.には、「立場、役割、職能、職域、得手不得手、問題意識」など幾多の要素が含まれているから、解きほぐすのは容易じゃないし。

くだらん結論として、こちら側のエゴのみでノーガキると、営業先で2.にぶちあたると、"のれんに腕押し"。