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jigブラウザはPCとケータイのギャップを埋めていく

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CNET:「jigブラウザはPCとケータイのギャップを埋めていく」–jig.jp福野社長より

携帯電話用としては初めてPCサイトをそのまま携帯電話から見られるフルブラウザ「jigブラウザ」をリリースし、大きな注目を集めているjig.jp。 jigブラウザの利用料金は月額1050円または年間一括で6000円と他の携帯電話用アプリケーションに比べて高額ながら、2004年10月のリリースから4カ月で課金ユーザーが1万件を超えた。3月中旬時点の課金ユーザー数は1万4000件に達している。

携帯電話の場合、ユーザーが利用するコンテンツの価格は、月額100-300円程度が主流のなか、月額1,050円という高い価格設定にもかかわらず、課金ユーザーは増加の一途をたどっています。

この背景にあるのは、あくまで推測ですが、「定額制を利用しながらPCサイトをフル利用」できる点にあるのではないかと思います。もともとPCサイトを閲覧するにはデータ通信をする必要がありました。一方、現在各社キャリアが提供している定額制サービスは、「パケット通信」に制限されています。そのため、定額制を利用しているユーザーでもPCサイトを閲覧するには従量課金されていたわけです。さらに、jigブラウザが登場する前は、フルブラウンジングできませんでした。

現に、ボーダフォンやKDDIの一部の機種では、jigブラウザを利用できないようです。理由は、

福野氏によれば、KDDI側からは「EZwebサイトの利用を圧迫する可能性があるという理由で許可が下りなかった」という。つまり、定額制を利用して大量のデータをやりとりされると、ほかのEZwebサイトを利用するユーザーの伝送速度が遅くなったり、つながらなくなったりする可能性があるので許可できないということだ。

しかし、これにも裏があると推測しているようです。それが、

フルブラウザは既存の公式コンテンツプロバイダがこれまで築いてきた「月額数百円で携帯電話用サイトの利用を許可する」というビジネスモデルを壊す可能性があり

確かに、PCサイトがフルブラウザで閲覧できるようになれば、携帯電話用サイトのコンテンツ利用料金を徴収できなくなる可能性があります。例えば、asahi.comは、PCサイトのニュースは一部を除いて無料ですが、携帯電話用サイトの場合、記事の中身を閲覧するには月額100円かかります。今までのビジネスモデルが破壊されてしまう可能性が高まります。

しかし、jigブラウザの進化はとどまるところを知らず、今後もユーザーの要望を吸い上げながらバージョンアップをしていくようです。一例として、

「例えば就職活動サイトとの提携を考えている。外出先で面接に行く企業のサイトを見て地図を確認したり、電話番号を調べたりすることができる。このように使い方まで含めた提案をしていきたい」

さらに、『PCを持っていない(ひょっとすると"持たない")人』にもプロモーションも考えているようです。

「今のjigブラウザのユーザーは、PCサイトを普段から見ているような層だ。今後は、例えば『PCを持っていない人でもこんなことができます』という利用シーンを提示していきたい。現在の携帯電話ユーザーにとって、主役はメール、コミュニケーションであってウェブではない。PCの世界と携帯電話の世界の大きなギャップを埋める仕組みにjigブラウザがなりうると考えている」

携帯電話用フルブラウザを活用するユーザーが増えてくれば、通販サイトの運営者も"少々使い勝手の悪い"携帯電話用サイトをわざわざ制作しなくていい日がくるのかもしれませんね。さらにBlogやCMSを使ってPCサイトを制作すれば、RSSやAtomで携帯電話向けに配信することも可能になります。PCサイトだけで、リアルタイムマーケティングが展開できます。またPCを持っていないユーザーをターゲットにすることもできます。

まだまだ産声をあげたばかりのjigブラウザですが、今後の利用者数増加や利用シーンの拡大が楽しみです。

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