ビッグイシュー日本版、ガンバレ

ビッグイシューホームレス支援雑誌「ビッグイシュー」部数激減を読んで、少し心配。ウーン、何とかガンバッテほしい。

ビッグイシューの仕組みは、以下のとおり。ちなみに書店では販売されていない。バックナンバーは、販売員から予約して取り寄せることができる。

ホームレスの仕事をつくり出し、自立を応援しようと、91年にロンドンで創刊された。現在、25カ国以上で販売され、日本版は03年9月に創刊された。A4判カラー32ページで月2回発行。販売員は1冊90円で仕入れて200円で販売し、差額の110円が収入となる。

via: ホームレス支援雑誌「ビッグイシュー」部数激減


創刊当初から、興味ある記事が掲載されている時は購入していた。というのも、個人的には創刊目的に賛同するけど、ただ一助になればと思って購入するわけじゃなかったから。

単純に編集記事がオモシロイ。海外のアーティストや著名人のインタビュー、特集記事が参考になるし、質的にもお買い得感がある。まぁ、確かに記事の指摘どおり、

「これまで表紙を飾るのは、もっぱら海外の映画俳優や歌手だったが、日本人にも枠を広げることにした。」

via: ホームレス支援雑誌「ビッグイシュー」部数激減

必要だけど、どうだろ? これって、スペシャルインタビューのアーティストの紹介をかねての表紙だから、表紙と中身が合ってないのも少し首をかしげる。

それでも限られた枠内で、精一杯の編集・企画には頭が下がるばかり。がんばってください。微力ながら応援しています。

以下、削除される前に備忘

2005年04月04日 asahi.com

ホームレス支援雑誌「ビッグイシュー」 部数激減

自立を目指してホームレスたちが街頭で売る雑誌「ビッグイシュー」が、苦境に立たされている。03年9月の創刊時は好調な滑り出しだったが、昨年夏から売り上げが落ち込み、ピーク時の7〜8割程度で伸び悩んでいる。猛暑で体調を壊した販売員が次々離脱していったのが響いた。累積赤字は1千万円を超えた。発行元は紙面改革や販売員の健康管理などあの手この手で売り上げ増をはかる。

JR大阪駅近くの交差点。ダウンジャケットにズボン姿の和田圭一さん(38)は毎日、最新号のプラカードを掲げて「ビッグイシュー、いかがですか」と呼びかける。大阪・中之島でテント暮らしをしていた03年10月末、販売員になった。最初は1日50〜60冊売れ、大阪市西成区の1泊1200円の簡易宿泊所に泊まれるようになった。

だが、昨夏は猛暑で声が出なくなった。1日20冊しか売れない日もあり、なけなしの貯金を崩して食いつないだ。秋になって声は戻ったが、「今も1日40冊売れるかどうか。アパートを借りたいが、ギリギリの生活で余分な金がない」。

ビッグイシューは創刊前から新聞やテレビで取り上げられ、創刊号から4号までは計24万5千冊を完売した。販売エリアも大阪から神戸、京都、東京、千葉、横浜と広げ、販売員は一時、約140人になった。

しかし、昨年の猛暑で辞める販売員が続出。販売部数はピーク時の約6割まで落ち込み、販売員も約100人にまで減った。部数を伸ばそうと昨年9月、月刊から月2回発行にしたが、売り上げが増えても制作コストの方がかさみ、月々150万〜200万円の赤字を重ねている。金融機関からの借り入れや支援者からの寄付で穴埋めしている。

苦境脱出のため、雑誌の表紙や中身の見直しも進めている。

これまで表紙を飾るのは、もっぱら海外の映画俳優や歌手だったが、日本人にも枠を広げることにした。近く雅楽師の東儀秀樹さんが登場する。記事も当初は外国記事の翻訳が4割近くを占めたが、今は3割を切り、日本発の記事を増やしている。

販売員の健康維持のため、医師や社会福祉士らの協力を得て昨年末、カウンセリングの態勢を整えた。4月から月1回の相談会を開き、生活面での相談にも乗る。

ビッグイシュー日本の佐野章二代表は「販売員が元気に売り、中身もおもしろくなったと言われるよう努力して、壁を乗り越えたい」と話している。

■ビッグイシュー ホームレスの仕事をつくり出し、自立を応援しようと、91年にロンドンで創刊された。現在、25カ国以上で販売され、日本版は03年9月に創刊された。A4判カラー32ページで月2回発行。販売員は1冊90円で仕入れて200円で販売し、差額の110円が収入となる。問い合わせは「ビッグイシュー日本」(06・6344・2260)へ。