Web戦略・ドメイン戦略

グローバル企業のドメイン管理術

ドメインの管理方法をトヨタ自動車と日本コカ・コーラを事例にわかりやすく紹介しているコラムです。

Webサイトやドメイン管理の重要性を認識しているという点は両社共通である。特に、コカ・コーラは、ドメインを一部署で一括管理するとともに、ドメインを知的財産と捉え、間違いやすい表記を先取りして取得するなど、ドメイン管理において抜かりはない。

コカ・コーラやトヨタ自動車になると、会社ドメイン(co.jp)だけでなく、商品ごとの.jpドメインも所有しています。また、消費者に誤解を招くドメイン名は先におさせておくといった対応策も考えるようです。

興味深いことに、商品名+JPドメインでは、次のような効果も期待できます。

また、商品名で独自ドメインを取得している。コカ・コーラという会社名がイコール主力商品名、ということからも分かるように、各商品名の認知度は群を抜いている。商品パッケージに、商品名そのままのドメインが記載されていれば、Webサイトへの誘導に効果絶大なのは想像に難しくない。

通常、ドメインというと、会社の場合、「co.jp」です。co.jpは一つの法人に対して一つだけ所有が認められていますが、なぜかドメインもひとつだけしか所有しない個人事業主や中小零細企業もまだまだあります。

しかし、Webドメインマーケティングの有効利用を考えますと、コラムにあるように、CO.JPは「会社情報用」で、JPドメインは、「販売用・商品説明用」と使い分けてみてもいいのではないかと思います。

数多くある自社商品のなかから、主力商品だけのドメインを取得して、その商品に特化した情報やユーザーにメリットのあるコンテンツのサイトを作成してみるのも、これからのWebドメインマーケティングの一つの戦略ではないでしょうか。