携帯eコマースへの期待—–Amazonモバイル

ITmedia: 携帯eコマースへの期待—–Amazonモバイル(前編)

Amazonは1995年に誕生し、日本版Amazonは2000年にスタートしました。今では12カテゴリ、約700万点の商材を扱い、アクティブカスタマーは約380万人(2004年現在)といわれるまで成長しています。

現在、世界に先駆けて日本では、携帯向けサイト「Amazonモバイル」を積極的に取り組んでいます。今回は、「Amazonモバイル」の今後の取り組みを紹介しています。

Amazonモバイルでは、携帯電話ならではの機能も追加されている。それが携帯電話内蔵カメラで商品バーコードを読み取る「Amazonスキャンサーチ機能」だ。この機能では、携帯電話で一般的なQRコードではなく、商品に印字されているJANコードをカメラで撮影することで商品情報を認識。Amazon上の商品データベースの該当商品ページに直接アクセスする。


リアル店舗でのバーコードスキャンは、「デジタル万引き」に繋がるのではないかという店舗側・ユーザー側両者の懸念をよそに、Amazonは費者の購買意欲を向上させられると考えているようです。理由は、Amazonモバイルの情報データベースへのアクセスです。

同じ作者やアーティストの別作品、内容的に関連する商品の情報が簡単に得られます。手に取った商品はそのまま店舗でお買い求めいただき、関連商品はAmazonで注文しておくといった連携ができる

実際、リアル店舗のなかでAmazonの考える連携を、ユーザーがするかどうかは疑問ですが、個人的にはおもしろい試みだと思います。さらに、勝手な予想をすれば、アフィリエイトサービスを利用してもらうことで、サイト運営者に"営業"をまかせたように、JANコードを利用したリアル店舗向けアフィリエイトサービスも可能ではないかと思います。

専用バーコードが記載されているシール類を書籍に貼り、それをスキャンして購入したお客がいた場合、書籍が置いてある店舗へリベートを還元するような仕組みですね。

そして、そのシールが貼ってある書籍を、Amazonの買い取りサービスを利用して買い取ってもらう場合にも、ユーザーに少しだけメリットのあるような還元をするのも考えられます。

妄想に近いような仕組みを書いてしまいましたが(笑)、「Amazonモバイル」の今度の拡充に注目してみたいですね。