ハンバーガー+携帯=ショッピング?

ITM: ハンバーガー+携帯=ショッピング?—ネットプライスの戦略(前編)

ロッテリアがネットプライスと提携して、店舗利用者限定のモバイルショッピングサービスを展開する記事(参照記事)に、どんな相互メリットがあるのかという疑問から、モバイルコマースの可能性を探っていきます。

今回の提携によって展開するモバイルショッピングサービスのファーストコンタクトは、トレイにのった広告目的の用紙である「トレイマット」です。

トレイマットの約下半分弱が、ネットプライスのスペースだ。指輪などの商品写真とその紹介、QRコードが印刷されている。ロッテリアのハンバーガーを食べているお客がQRコードを携帯カメラで読み取ると、ネットプライスが運営するコマースサイトにアクセス、商品を購入できる仕組みだ。このときアクセスするサイトは、ロッテリアのトレイマットからやってきたユーザー専用のサイトになっている。

ネットプライスにとっては、新しいチャネルが構築できるメリットがあるわけですが、一方のロッテリアにはどんなメリットがあるのでしょうか?それは、

  1. ネットプライス利用者の顧客属性を獲得できる
  2. 1.を分析して、活用したキャンペーンを展開できる
  3. モバイルショッピングサービス自体が店内のコンテンツになる

記事にあるように、"リアル"と携帯ショッピングの連携が、今後も模索されていくのではないでしょうか。また、今回のような連携が、中小零細企業でもひろがっていくような方法がないかと思います。例えば、地域の特色のある商品を扱っている会社の宣伝やショッピングサービスを展開したりといった感じです。市場規模が小さくなるデメリットが、大手にはあるかもしれませんが。

あと、偶然にも先月、この記事を読む前に、私自身も浜大津のロッテリアでトレイマットからアクセスしてみました。個人的には、あまりフィーリングが合わない商品でしたので、魅力を感じなかったわけですが、今後も色々なコンテンツがトレイマットから登場するのを注目したいところです。