アクセスの「山」を狙った更新を心がけよう

NBP: 第5回 アクセスの「山」を狙った更新を心がけよう

シンクセルのサイトのアクセスログを解析し、仮説を二つたてたことがあります。

  1. GoogleやYahoo!、MSNの検索エンジンのクローラが巡回する時間を可能な限りパターン化し、それにあわせて更新すると検索サイトの表示順位は変動するか?
  2. アクセス数の多い時間帯から逆算し、更新する時間帯を決定すると訪問者は増えるのか?

目下、1.を実験中ですが、今回のコラムは2.に心がけることで飛躍的にアクセス数が伸びはじめたという内容です。

インターネットには、ある程度決まったアクセスの「山」が存在します。それは「9時の山」「12時の山」「17時の山」「21時の山」「23時の山」と呼ばれるもの。一日のアクセス数の統計をグラフにしたときに、この時間帯のところだけ「ピュッ」と伸びているのが山のように見えることから、一般的にそう呼ばれるようになりました。

この山はの存在する理由は、それぞれの1日の基本的な行動パターンの起点となる時間帯です。始業前、昼休み、終業後、帰宅後、就寝前というパターンですね。では、これらの時間帯にアクセスするユーザーが多いという傾向から、どの時間帯に更新すれば効果的か?筆者曰く、「12時の山」だそうです。

この「山」を逃すと、その後いくら頑張って新しい情報を更新したとしても、一日中アクセス数が低めに推移する傾向が強いようです。ちなみに、「12時の山」を狙うためには10~11時台に更新するのが効果的ですが、それ以前の時間帯でも、更新しているのとしていないのとでは大きな違いが生じます。

ポイントは、前日の「23時の山」以降から「12時の山」までの約12時間の間、情報が更新されていないのはマズイというわけです。

ただ、サイト運営が中心のビジネスならこれだけの頻度の更新も可能ですが、店舗とサイトの両方を運営していたり、担当者が専任でない場合、1日に3~4回といった頻度の更新は、簡単ではありません。

今回の筆者の分析は、とても参考になりますので、そこを上手く利用させてもらうとすると、

「12時の山をターゲットに、毎日午前中の定時に更新するように心がけ、自社のサイト更新パターンを認識し、サイトの閲覧を習慣づけてもらう」

といった感じで、更新してみてはいかがでしょうか。