携帯電話のパケット定額制ユーザー、半数近くが「1日20回以上アクセス」

NBP: 携帯電話のパケット定額制ユーザー、半数近くが「1日20回以上アクセス」

携帯電話向けコンテンツのアクセス回数は、パケット定額料金制プランに加入する前では「1日あたり1~4回」が最も多かった(34.0%)のに対し、同プラン加入後は「1日あたり20回以上」アクセスするユーザーが48.2%にのぼることが明らかとなった。

アクセス頻度が増加したサイトは、どの分野なのでしょうか。これだけ心理的要素が表出した点からも、モバイルショッピングサイトは成長期に突入するインフラが整備され、これから大きく飛躍するチャンスといえますね。

携帯電話向けコンテンツでのショッピング経験については、パケット定額料金制プランの加入前に「ショッピングはしない」と述べた人のうち、28%が加入後に「ショッピングするようになった」と回答。

前述と同様、どんな商品を購入するようになったのか興味があります。書籍・CDや化粧品といった購入商品が事前に決まっている、「距離」と「時間」を代替する要素の高い分野なのでしょうか。

あるいは身につけるようなモノや服などで、「迷うことができるようになった」商品も考えられます。

いずれにせよ、定額制に加入するユーザーが増えると、サイトの「入口」と「出口」も大切になるといえます。

「入口」は、これまで携帯電話のBookmarkから直接訪問していたユーザーから、「検索」して訪問するユーザーの獲得を意味します。モバイル向け検索サイトの有料キーワード登録サービスも始まり、Googleもモバイルに力を入れはじめたようですから、ますます「入口」へのプロモーションの比重が、大きくなると予想できます。

一方、「出口」は、サイトを購入したユーザーを囲い込むための「顧客属性情報獲得」や、「キャンペーンや特典の告知」などを意味します。

購入したらすぐにパケット通信を終了した可能性が高いユーザーに対して、購入前後の滞在時間をいかに長くするかが問われます。入力の利便性の考慮を前提に、顧客属性情報を獲得するための手段を検討し、インターフェースを構築すれば、その情報を活用したモバイルならではのサービスも提供できます。

その他にも、パケット料金を考慮しなくてもよいことから、

  • サイト内検索の設置や精度向上
  • Flashやクオリティの高い画像を使ったページ制作の一部導入
  • 双方向コミニュケーションができるコンテンツ

といった内容を検討できます。