diary

同じモノを見て、感じて

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「いつも遠くの方へ目をやっているけど、何を見ているの?」

と、尋ねられるたびに首をかしげて無言のままあなたを見つめた。そうじゃない、答えられなかった。怖かった。

あなたがいつも何を見て、何を感じているのか知りたかった。同じモノを見て、同じモノを感じていなかった時、どうすればいいのかわからなかった。

そうじゃない、自分が何を見ているのか、何を感じているのかすら分からなかった恐怖。目の前の現実から逃げたくて、”遠くに視線を注いで合わせていた”だけ。何も見ていない、過去も、あなたが隣にいた現在も、そして将来も。

あれから15年。あの時の気持ちを少しだけ理解できる。

今は違うモノを見ていてもいい、違うモノを感じていてもいい。でも、時を重ねていくごとに、いつか同じモノを見られて、同じモノを感じられるようになればいいと、願っていたあなたの気持ち。

あなたは、まだ見ぬ未来を自らの力でつかみとり、二人で分かち合おうとした。まだ見ぬ未来に怯え、一歩も歩めなかった自分の隣に、あなたはいつもいた。そして、何も見ようとしない自分に、必死で「何か」を見せようとした、感じさせようとしてくれた。

「同じモノを見て、同じモノを感じて」が、傲慢ではないと誇れるようになるまで。それがあなたへの感謝の道しるべ。

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