見られているんだよなぁ、衛星に

防犯カメラに対して個人情報保護法やらプライバシーを守れだの賛否のシュプレを吹っ飛ばす記事ですな(笑)

偵察衛星は、高性能カメラなどの光学機器やレーダーで地表の状況を撮影したり観察したりする軍事目的の人工衛星。これまで、核開発施設やミサイル発射の兆候などの情報を収集するなど、防衛上重要な役割を担っている。性能は最高の軍事機密であり、政府や宇宙開発企業の関係者らは、その関連の話に触れると固く口を閉ざしてしまう。宇宙開発の専門家の話によると、偵察衛星はロケットモーターを搭載して高度を自由に変えることができ、「一〇〇キロ上空まで降下して、条件次第で車のナンバーぐらいの大きさのものを識別できる」ということから、今回の事件の犯人の割り出しにもその能力を発揮したようだ。

未遂に終わったので、軽くスルー気味の報道だったけど、大統領暗殺なんつぅ一歩間違えれば歴史に残っていた事件には、きっちり威力を発揮した模様。

にしても、凄まじい性能だな。

こういう記事を読むと、「エネミー・オブ・アメリカ」を彷彿させる。映画って、「無から有」よりも「有から有」の創造物じゃないかって、個人的には考えている。その産物に"オリジナリティ"ってスパイスをいかに旨く効かせられるかが腕の見せどころ。まぁ、なかには全くの"無"から"有"をクリエイトする人もいるんだろうけど。

で、エネミーの話に戻すと、随所にでてくる「衛星」やその解説、使用目的、監視体制なんかを鑑賞していると、「あっ、アメリカってこれ近いか、下手するとこれ以上のレベルで衛星を活用しているんだろうなぁ」って想像しちゃう。先の話で言えば、偵察衛星に関する「何かしらのソース」があって、それにスコット監督のイメージや脚本家のストーリーがのっかているんじゃないかな。

俗に言う、「考えることは誰も同じ(結局は脳の中でひらめく映像)」とするなら、Pentagon・NSA・CIAなんかは、映画のように偵察衛星で思う存分地球をスキャニングしているんだろうなぁって感じ(w

まぁ僕が偵察衛星にマークされるような"大物"になるなんてありえっこない(爆。なもんで、非現実的世界のできごとと錯覚させてくれるわけだが、ぶっちゃけ、大統領という国家機構が、一歩外へ出れば、その周辺地域にはプライバシーなんてないわけですな…..orz