「ユビキタス商店街」

CNET:産公学が連係し、光ファイバー網を活用した「ユビキタス商店街」を推進

明治大学、品川区(東京都)、戸越銀座商店街連合(戸越銀座商栄会商店街、 戸越銀座商店街、戸越銀座銀六商店街)は7月22日、光ファイバー網の活用により商店街の活性化につなげる「ユビキタス商店街」プロジェクトを共同推進 することで合意したと発表した。来年度(2006年度)から事業化予定の電線類地中化事業に合わせ、地中埋設管に光ファイバーを通し、広域ローカルエリアネットワークを構築する。

電線類地中化事業は、道路や景観の整備を目的としたもので、国土交通省が推進しています。関西では、阪神淡路大震災を教訓に平成12年に完成した神戸南京町(元町)の地中化が有名です。

今回は、その電線類地中化事業にあわせて光ファイバーも地面の下に埋め込み、そのインフラを活用したITサービスを商店街から提供しようという試みです。

整備された光ファイバー網を具体的にどのようなサービスに活用するかにつ いては、現役の明治大学大学院生が代表取締役を務めるCOCO−WA−DOCO(東京 都千代田区、半田正浩代表取締役)が中心になりプランを練る。

商店街の問題点は、ゴーストタウン化にあります。そのため、今回の目的は、「人が集まる商店街」にするのかどうかによって、サービスの形態も変わるのかもしれませんね。

「人があつまって欲しい=商店街」と「在宅のままで享受する=仮想現実(光ファイバーのローカルエリアネットワーク」という構造をどう結びつけるか、どのようなサービスを提供するのか興味深いところです。