上級者は「マイドキュメント」を使わない

PC(=Windowsマシン)ネタはあえて扱わないと決めていたけど、あまりの香ばしい記事(参照)に遭遇してしまったので、抑えきれずキーボードを叩いた。あっと、その前にお断りをば。「上級者、中級者、初級者」という言葉を発見すると、ことPCに関しては、虫酸が走ります(ぉ

そこで、Winodwsマシンをバリバリ使いこなす日経WinPCのライター陣など8人のパワーユーザーに、個人所有のPCでのファイル管理法を聞いて回った。以下に聞き取り調査から分かった、パワーユーザーならではのファイルの管理法と、それぞれの方法論を紹介していこう。(中略)マイドキュメントやデスクトップのデータは、実際は「Documents and Settings」フォルダの奥深くに保存されており、フォルダを直接バックアップする際などは、かえってアクセスしにくいという欠点がある。そうした点を嫌ってか、パワーユーザーの間では常識派が意外と少なかった。

『「常識派(=マイドキュメントフォルダや、デスクトップにファイルを置く)」が意外と少ない』という筆者のコメントが、”意外”。というのも、「マイドキュメント」を使ったことがないので…..orz

自分の場合、今はファイルサーバーに全部格納しているので、ローカルPCのフォルダ管理なんて杜撰。まぁ、しいて言うなら「こだわり派」に近い管理方法かな。Cドライブの直下に専用フォルダを作って、そこへどんどんファイルやフォルダを作る。あとは、バックアップソフトを使ってファイルサーバーに自動バックアップ。

すると、たまに質問されるのは、「ファイルを保存するとき、カスタマイズしたフォルダが表示されないから(プレースバーのこと)、いちいち専用フォルダまでクリックしていかないとダメじゃない?」

それも、窓の手PowerToysを使ってOSをオレ様使用にカスタマイズ。

ちなみに、フォルダ管理に欠かせない(と思っている)ファイル管理ツールは、FileVisor6を使用。もうエクスプローラーには戻れない(笑)

あと質問があるのは、「ファイルをどう管理するか?」。これは正直、十人十色かと。あくまで経験則だけの話だけど、”どう管理するか?”よりも、”自分が守れるルールをどう構築できるか”だと思う。

例えば、ファイル名やフォルダ名のネーミング、フォルダの階層化、フォルダの性質などなど。これらのルールを自分が一番把握しやすいように構築し、必ずルールに従った運用すれば、ファイルやフォルダが迷子になったとき、「検索」すればいいだけだから。

さらに余談ながら、自分のフォルダ管理は、

  • working=作業中のファイルを格納するフォルダ
  • library=自分のプライベート情報を格納するフォルダ
  • data=仕事で使うファイルを格納するフォルダ
  • config=設定ファイルを格納するフォルダ
  • machinename=各マシンのファイルを格納するフォルダ(例えば、「xeon」とか)

この5つのツリーを中心に、あとはそれぞれに下層フォルダを作成して、ファイルをアーカイブ。ルールの大原則は、

  1. 時系列で管理する
  2. 拡張子で管理する(doc,txt,xls,ppt,dbなどのフォルダを作成)
  3. 顧客関連情報は、顧客名フォルダで管理し、ファイル名の先頭に顧客名をつけること

これも経験則でいえば、「どこに保存したか憶えて」いられる許容範囲って1,2GBぐらいじゃないかな。それを越えると、もう何がなにやら。

だから、後で探しやすいように、ファイルネームをつけて、「検索」なんてコンピューターが一番活躍できる作業は、コンピューターにまかせる。こっちは、いかに「検索」しやすいテクニックを身につけるかだけ。

にしても、今回のようなネタが記事になるというのは、悩んだり苦労しているPCユーザーもいてるのかなぁって、ちょっぴり微笑ましい気分に。