4年前にやりたかった…..

本来ならパブリックで取り上げるネタだけど、「不動産」なのでパス。というわけで、プライベートにカテゴリーしたエントリー。「管理会社による地域情報提供サービス「携帯コンシェルジュ」を開始」を読んで、過去に提案した記憶が甦った。

「携帯コンシェルジュ」の特徴は、居住地の半径約2キロの地元店舗やスーパーと提携してお買い得情報やネットクーポンを配信することで、毎日の暮らしの様々なシーンに利便性をもたらすことが可能となる居住者の生活に密着した地域特定型サービス。

以前お世話になった会社で、賃貸マンションを4棟経営している企業を担当していた。エイブルや長栄といった大手資本が管理していない物件では、大型の部類だった(と思う)。社長が僕よりちょうど一回り上で、血液型と星座、干支が同じだったせいか、かわいがってもらっていた。そんな関係もあってか、今後の賃貸マンション経営の相談をしばしば受けた。

その時提案したのが、前述の仕組み。一読して、あらためてやりたかったなぁって思った。後出しじゃんけんのずっこいエントリーになってスミマセン…..orz

当時の提案として、

  1. 4棟にケーブルインターネット環境を導入
  2. 自社内でWebサーバーとDBサーバーを導入して、ポータルサイトを構築
  3. 賃貸マンション内の住民が、地域情報を知りたい時は、パソコン(携帯に着目できなかった)のブラウザを立ち上げてポータルサイトにアクセス
  4. ポータルサイト内には、住民への重要情報(ゴミや掃除の日など)の告知と、契約書やその他資料を一式ダウンロード完備
  5. その他周辺のお買い物情報、隠れた名店情報、便利情報など掲載

2.のWebサーバーを使って各種情報を配信し、DB(=データベース)サーバーによって、賃貸マンションの住民情報や経営情報をすべて一元管理。当時アナログでやっていたことを、デジタルに置き換えようよってパターン。

特に5.をやりたかった。周辺企業にお願いして、その賃貸マンション専用の優待サービスを実施。このサービスが好評を博せば、他のマンションにも加入をもちかけ、「地域通貨(もしくはクレジットカード)」を発行して使用してもらう。「通貨」を基軸とした他の地域との差別化、「京都市西京区が住めば都大作戦」(笑)

結果的には没。僕の能力が皆無につき、「概念の提案」だけになってしまったから。というのも、当時は、WEB/DBサーバーを使ったWEBアプリケーションサービスの知識なんて持ち合わせていない。だから、「モデル」は描けても、それに見合う「技術」の見積もりができない。結果、費用や日数など具体的な数字を算出できないから、「プロの提案書」になっていなかった。

見知らぬ地域に引っ越し、しかも賃貸住宅に住むと、何かとわからないことが多いなぁって自分の経験をもとに憧れたサービスかな。ホント、病院ひとつ探すだけでも苦労した(今でも苦労しているけど…..)。

というわけで、今回の「携帯コンシェルジュ」は、今後どの程度の需要があるのか、とっても楽しみ。