消費者の倫理観に訴えるサイト

CNET: ショッピングをしながら社会貢献–消費者の倫理観に訴えるサイトが間もなくオープン

Alonovo.comで商品購入を検討する際に、自分にとって重要な社会的価値観や環境問題などの情報を入力すると、商品を提供する企業のその分野における貢献度が表示される。(中略)販売はAmazon.comのサイトを通して行われる。

ユーザーは、貢献度を参照・比較しながら自分の倫理観に合致した商品をAmazon.comから購入できます。Alonovo.com,Amazon.com,提供先企業の三者間で展開されるこのビジネスモデルのユニークな点は、Alonovo.comの収益分配方法です。

同社は、取引1回につき5〜7.5%の手数料を得るが、そのうち20%は、商品の購入者が選んだ非営利組織に寄付される。対象となる組織には、赤十字、The Sierra Club、UNICEF、Global Exchangeなどが含まれる。

このビジネスモデルを構築した背景には確固たる動機があります。それが、「同等程度の価格の商品が販売される場合、消費者は自分が尊重する価値観に近い企業の商品を購入することがわかっている」という消費者心理の研究結果です。

今回の試みは、いわば寄付文化が成熟している欧米社会向けのモデルといえますが、同様な考え方は日本でも通用すると思います。

これは、何も寄付という社会貢献だけでなく、その他の社会貢献でも訴求できます。自社商品や企業行動がどのような貢献をしているか、あるいは、消費者に有益(価格的差異ではなく)をもたらすかについて、”説得力のある”サイトを制作できるかです。