「人間の豊かさ」指数、日本は11位に

asahi.com: 「人間の豊かさ」指数、日本はベスト10から転落

国連開発計画(UNDP)は7日、世界各国の開発の現状をまとめた05年版「人間開発報告書」を発表した。日本は健康、教育など「人間の豊かさ」を測る人間開発指数で177カ国・地域中11位(前年は9位)と、初めてベスト10から転落した。

豊かさを数値化した報告書ですね。測定方法の最大公約数を採用するので、定性的要素をどの程度まで定量化できるかは、難しいですね。ちなみに1位は、ノルウェーで2001年から5年連続です。その前は、カナダです。カナダについては、メープル日記さんがすばらしいコンテンツを紹介しています。日記を毎日読んでいると、カナダに行きたくなるんですよねぇ:-D

日本は他の先進国に比べ、社会人が大学に戻る例が少ないなど生涯教育で得点が少ないことが順位を下げる要因になった。ただ、大学院に相当する教育を企業が社内訓練で補っていることや、就学率に反映されていない海外留学の数字などが不利に働いた事情もある。

社内訓練はどうでしょう?すでに役割をはたしていないような気も。生涯教育という点は、環境(=量)よりも利便性がまだまだかなぁって思います。質はどうなんでしょうか?院生のみなさん。

あとは、僕も含めて、生涯教育に対する意識の問題もあるかもしれませんね。

GEMは国会議員や企業の管理職などに占める女性の割合や、男女の所得格差を反映する指数。調査対象は80カ国で、日本は前年から5ランク下げた。日本より上位にある42位のタンザニアは、人間開発指数では164位の低開発国。女性の社会的地位の向上が依然として日本の大きな課題となっている。

GEMはジェンダー・エンパワーメント指数で、女性の政治・経済分野への進出度を示すらしいです。日本は43位。

かなりショックでした。構造的な問題というんですか、固有の欠陥があるのでしょうか。う〜ん(–;)