あらためて報道されるとね化粧品と臓器売買ビジネス

livedoorニュース: 死刑囚の皮膚で化粧品製造=中国企業、既に輸出か—英紙

同紙によると、会社の代理店は客を装ったおとりに対し、銃で処刑された死刑囚の皮膚から、唇やしわの治療に用いるコラーゲンを開発していると語った。代理店は、製品の一部は英国に輸出されていることを明らかにするとともに、死刑囚の皮膚は以前から使われており、「決して驚くべきことではない」と強調したという。

中国の死刑囚の処刑が、世界に比べて突出して多いのは周知のとおり。まぁ、刑事罰を意味するのと平行して、「何らかの意図」があってもおかしくないのかも。こんなのがプレスされると。う~ん、この「暗」が、世界から非難される入り口を作っているのか。

ただね、「化粧品業界」の話を経営者の方々から聞くと、まっ、どの業界にでもあるピーっぽいのがある。日本にも。無責任な言い方だけど、ホント、よくわからんというか、聞いても耳ふさいどこって感じかな。

代理店は、堕胎された胎児の組織から賦形剤を製造する研究も進めていることを明らかにし、「死刑囚や胎児の皮膚を使ったさまざまな研究が今も行われている。皮膚は黒竜江省のバイオテクノロジー(生命工学)関係の企業から購入し、中国国内の別の場所で開発を進めている」と述べた。

今回の衆院解散にともなって、重要な法案がいくつか廃案になっている。そのなかの一つに、「臓器移植法改正法案」があった(参照)。臓器移植について、以前から関心をもっていて、今回も経過を見守るつもりでいた。

ただ、法案の裏側には、生々しい現場があるのも確からしく、そのあたりの情報をルポやノンフィクションから、自分なりに取捨選択している。

そんなわけで、上記の引用箇所については、そらそうだわな程度で、あまり驚かない。臓器マフィアは、日本にもあると言われているし、つい先日、韓国の貧困層のひとたちが、臓器売買して生計をたてている実態が報道されたばかり(参照)。

まぁ、臓器移植ビジネスは、えげつないのを軽くクリアしているから、単語を並べるだけでも鬱になるので割愛。

不思議なのは、よほど内部がシビアというか命の駆け引きなのか、あまり報道される機会がないってこと。だから、こうやってリリースされると、やっぱりね、ちょっとって、「心に肉塊をドンって置かれた」ような感情になる。