Blogを導入している企業のイメージ

JIC: Blog を導入している企業、ユーザーからのイメージは「親しみやすい」?

では、Blog を運営する企業に対して、ユーザーはどのようなイメージを持つのだろうか(複数回答)。もっとも多かった回答は「親しみやすい企業」(76人)、2番目には「おもしろそうな企業」(74人)が続き、以下、「活気がある企業」(57人)、「フットワークの軽い企業」(42人)、「透明性のある企業」(20 人)という結果になった。その他の回答では、「流行に乗る勢いのある企業」、「ネットを戦略に使っている企業」などが挙げられた。

20代〜50代の男女会社員300人を対象とした調査です。男女別構成比は男性72.3%、女性27.7%。

ブログもふつうのサイト(CMSでないサイト)も、最後には「コンテンツありき」だと思いますが、ビジネスコミュニケーションでいう第一印象も大切です。その印象として、ブログを導入している企業の場合、「親しみやすい企業」がトップにあげられました。

私の顧客先でも、通常のサイトとブログの両方を運営されている方もいます。どちらも閲覧していると、「言葉には表現しづらい違い」を掴めてきます。

ところで、最近、「ブログはどうですか?」という質問をよくうけます。

自社への Blog 導入を希望するか尋ねたところ、「導入してほしい」は36.8%、「導入してほしくない」は61.3%だった。「導入してほしい」とする理由としては、「企業 PR になる」「顧客を巻き込んでいくツールとして」「風通しが良くなる」「会社の方向性が明快に伝わる」などが多かった。一方、「導入してほしくない」理由としては、「対応が取れるかどうか不安」「管理が大変」「機密が漏れる危険性」が挙げられた。なかでも「必要性を感じない」「効果がわからない」という意見は特に目立った。

その質問の裏側には、上記のような調査結果と同じニュアンスが含まれていると思いますが、あえて答えさせてもらうのは、「やってみなければわからない」というのが正直なところです。何事にもあてはまると承知していても、やっぱり答えはそうなります。

最近では、イントラブログとよばれる「社内ブログ」も模索されはじめており、利用方法は多様化しつつあります。目的やターゲットを明確にするのは重要ですが、意外と見落としがちなのが、「インプット」です。

ブログは、運営者のアウトプットが如実に反映されます。アウトプットが安定して、読者や社員を惹きつけるコンテンツにできるまで試行錯誤が続きます。それを支えるのが、「インプット」であり、インプットできる情報や資料、映像が収集できなければ、アウトプットは脆弱になりがちです。

Blogを導入している企業のイメージが、自社ならどうなるか?そして、自分たちはインプットするために、どれだけのアンテナをはれているか?さらに、それらの情報を加工して、体系的に巧みに表現できるかどうか試してみるのに、ブログを利用するのも一考ではないでしょうか。