アップルの「包装」に愛着する人々

HOTWIRED JAPAN: アップルの「包装」に愛着する人々

マッキントッシュ・コンピューターや『iPod』(アイポッド)のユーザーのうち、ユーザー・インターフェースの優美さは新しい機械が入っている箱の大胆なデザインや滑らかな手触りから始まるとする人が大勢いるが、ライク氏もその中の1人だ。この魅力は、ユーザーが必要な順番で各部品を箱から取り出せるようにうまく考えられた箱詰めの方法や雰囲気にもある。そして、中に入っている米アップルコンピュータ社の製品と同じように、こうした美しい包装材はなかなか手放せなかったりする。

アップル社製品は、熱烈なフリークがいるのでも有名ですが、「製品」と同じくその「包装」にまで愛着する3人にスポットをあてた記事です。

私もアップル社製の製品をいくつか使っていますが、その包装の質感と設計には、いつも驚かされます。

日本のメーカーの場合、「詰めた」感じがしますが、アップルは、「計算して収納した」と思えるぐらいです。丁寧な梱包ではありませんが、ユーザーが迷わずに最短で、しかも無駄に材料を使っていないところも好感がもてます。

「包装」には、その企業の姿勢(スタイル)が意外と現れるものです。京都の伊勢丹も、出店当初は、「お客さまが他者の買い物袋を持っていたら、その袋ごと自社の買い物袋に入れてしまった」と聞いています。

通販サイトの場合も、「包装」にその企業のオリジナリティを訴求すれば、製品が届いた喜びと違った満足感を与えられる場合もあるのではないでしょうか。