中小企業のWebサイト活用状況調査

japan.internet.com:中小企業のWebサイト活用状況調査

Web サイトにおけるマーケティング手段として、「利用している」または「利用してみたい」機能については、回答の多かった順に並べてみると、Eメール マーケティングが60%で最も多く、次いで Web サイトの露出機会を高める検索エンジン最適化が54%、そしてオンライン クーポンは27%だった。一方、ペイパークリック広告は20%にとどまり、以下Blogが19%、ポッドキャスティングと答えたのは11%、RSSは10%となった。

もっともな結果だと思います。ブログやポッドキャスティングといったWeb2.0系が騒がしくなっていますが、中小企業にはまだそれほど利用したい機能ではないようです。

Eメールは、顧客へダイレクトにアクセスできますし、SEOは自社サイトの認知向上につながります。いずれも、収益性につながる要素が高いニーズです。

一方、ブログやポッドキャスティングは、収益性よりも企業価値を向上させるのに有効なコミュニケーションツールです。そのため、どの企業もコンテンツ(商品やサービス以外)の創出に悩まれます。

また、ブログは継続するのが肝要ですので、それにエネルギーをかける余裕がないのも実状かもしれません。

単に売上だけで自社 Web サイトの成否を評価しない傾向が強いことも明らかになった。既存顧客や潜在顧客のコメントをWebサイトの成否判断基準に挙げた回答者は、全体の半分以上の54%で最も多かった。

顧客の求めるモノも気づいていなくても欲しいモノも多様化していますので、従来のように、多勢をしめる声が聞こえなくなっているのが、背景にあるのではないでしょうか?

詳しい調査結果や設問がわかりませんので当て推量になりますが、利用したいマーケティングの手段とサイトの成否を評価する項目に、個人的には違和感がありますね(笑)