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読書は消費?投資?お小遣いを回せない

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YOMIURI ONLINE: 「1か月、読書せず」40代以降で増加 本社世論調査

「本離れ」は、若者より中高年の方が深刻——。読売新聞社が15、16の両日に行った「読書」に関する全国世論調査(面接方式)で、年代が上がるにつれ「本離れ」の傾向が見られ、特に、中高生を子に持つ人が多い40歳代で、2004年の前回調査より7ポイント増の44%と、「活字離れ」が増えたのが目立った。

上記のデータを現場の感覚から述べているのが、帰ってきた炎の営業日誌さん。とある書店さんで聞いたお話によると、売り場にいるほとんどが10代、20代の若者と50代以降の人だそうだ。他にはBBC NEWSのIndians ‘world’s biggest readers’にも頭を抱えたくなるような調査結果が掲載されている(日本人の1週間の読書時間は4.1時間、調査対象国30ヶ国中29位)。

街場のアメリカ論とはいっても、読売新聞社のような調査は読書週間の「イベント」であって、マッチポンプだとしか個人的には思っていない。グーグル先生によると、ひと味違う論評のレポートもあり(参照)、社会・統計調査の難しさと自分が何を読み取るかだけ理解できれば、多としたいところ。つい最近にも遭遇したばかり。

フランスの新聞を読んだら、日本人は平均して一週間に二冊の本を読んでいる世界に冠たる読書王国であると書いてありました。漫画ではなくて活字の本ですよ。この読書量は世界一位です。「本を読まなくなった」と言われるけれども、依然として世界一位です。
『街場のアメリカ論』 内田 樹 (著)

そんなわけで、書店の売り場に少ない30代どっぷりの自分としては、30代が本を読んでいないといわれる原因を、何のデータもださずに皮膚感覚だけで与太をとばしてみたい。このあたりがブログで許される素人くささ:-(

結論を先にのべると、たいがいのフェノメナにあてはまる「優先順位・時間とお金」じゃないかと。そうそう、良いか悪いかで括るのは勘弁してください:-}

  1. お小遣いがナイ。んな、本ごときに「消費」できるかよ。
  2. 時間がナイ。家事の手伝い、子育て、家族サービス。

1.について。この記事によると、30代の平均お小遣いは49,837円/月額らしい。少し多いような気もする。他にも36,480円とあるので、おおよそ4-5万円までなのだろう。

一見するとそれなりのキャッシュかもしれないが、内訳をながめるとそうでもなく、飲食代と交遊費、雑費でおけらになってしまうそうだ。独身男性でも似たような結果であり、ましてや所帯持ちならなおのこと、「テレビとインターネットで十分っショ」というフレーズがでてきそうな威勢のいい結果である。

アルファブロガーたちのエントリーや書評から推測される年間書籍代に比べれば、私なんぞ爪の垢を煎じて飲まなくてはいけないが、それでも”同世代の所帯持ち”に年間投資額をまれにコクれば、ドン引きされてしまう。

そらそうだ。本に対する価値観の相違であり、彼らから「車や服装にかける金額」を聞いた私の首がエクソシストになるのと同じ。お互いごくごく正常な反応だと思う。「バカな、もっと本をよまなくちゃいけないよ」とか「アホか、本よりもっとおもろいモンに使えよ」と相互扶助の精神を発揮しないから、良きトモをもっているなと心地よい。

想像するに「本は消費である」とする立ち位置なら、「制約された条件下で自分にとって最大効果が得られるモノ」に対して、30代が書籍購入を合理的行為として選択する機会は少ないのではないか思う。

10ー20代の場合、独身であれば実質的な可処分所得は、ひょっとすると30代より多い可能性もあるし、トレンドを探すための雑誌購入も想定される。50代については、まったくわからない(ごめんなさい)。まぁ、実体験でいえば、里へ帰るたびに、父親の部屋にある本が増殖しているぐらいか。昔はあんな本を読んでいなかったはず。

それにもう少しぼやかしてしまえば、「回せる資金が手元に残っていないから買わないのか、必要性を感じないから資金を残さないのか」は、他の商品でも適用される選択基準だろうし。

というわけで、一昔前の30代、それも出版数がそれほど今ほどでない時代はどうであったかまで調べていないので、よくわかんない。ややもすれば、「いつの時代もそんな感じ」って穿った見方もできるし、相対的比較からすると実は江戸時代がピークなんて落としどころもあるかも。もう、言いたい放題、ホント愚考の極みでスミマセン。

つぎに2.について。

あっ、どうやら晩ご飯みたいなので失礼します’-)

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