SonyのRootkitを報じない日本

nikkeibp: ソニーBMG、「ルートキット」型コピー防止技術のCDを一時製造停止に

ソニーとドイツBertelsmannの合弁会社Sony BMG Music Entertainmentは米国時間11月10日に、音楽CDの違法複製防止にトロイの木馬型プログラム「ルートキット」の手法を使っているとして批判を浴びる中、問題の技術を用いたCDの製造を一時停止すると発表した。

ついに中止しましたか。ソニーは当初から否定していますが、個人的には犯罪に近い行為じゃないかと訝しがっていました。一連の騒動が集団訴訟問題に発展したり、悪用された事例が発見されたので、ここへきてようやく重い腰を上げたような印象をうけます。

それにしても不思議なのは日本の報道機関です。Googleニュースの世界版で「Sony Rootkit」を検索すると、400件を超える関連記事が表示されます。一方、日本版ではわずか数件ですね。実際、インターネット上でこの問題を取り上げているのは、CNETやnikkeibp,ITmediaなどIT系のポータルサイトです。

新聞サイトではほとんど報じられていません。まぁ、自分の関心の高い分野であるのでなおさらですが、英語圏と日本語圏の違いを感じさせられる一件です。