ポータル大手6社が探るモバイル検索の可能性

CNET Japan: ポータル大手6社が探るモバイル検索の可能性–CJICイベント

実際にどんな検索ユーザーがどんな検索ワードで利用しているのかという質問.これに対して,ほとんどのパネリストから女性や若年層が多いという声が上がり,PCとは違い,エンターテイメント系などの人名,映画名といったピンポイントでの検索が目立つことがわかった.

携帯電話からの検索が,実際にどの程度活用されているのかについて,パネラーによると,「モバイル検索の利用量は数十倍の伸びという状況」のようです.その状況として

  1. 1年前あたりから携帯電話でキーワードを入れて検索する
  2. NTTドコモのFOMAの利用ユーザーが非常に多い
  3. 2.はパケット定額制の導入により,今後も増えていくと予想される


また,PCと携帯電話の検索サービスの違いを考慮した今後の方向性として

「PCのようにウェブページ検索だけの機能では不十分.何を探しているのか,入力されたキーワードに応じた専門検索ができるようにすれば,これからのモバイル検索の可能性も広がっていく.モバイル検索はウェブ検索のみではなく,生活するために必要な情報を検索できるものにしていくべきだ」

と提唱しています.利用者が女性や若者が多い実状をふまえると,モバイル専用サイトの運用方法として,PCサイトとはひと味違ったコンテンツが求められます.たとえば,PCサイト以上に生活シーンをイメージさせる物語調の説明や友だちに"ウンチク"したくなるような情報を提供するなどです.

モバイル専用サイトでテキスト中心型コンテンツを提供してユーザー引きつけ,そこからPCサイトへリンクをはり,携帯電話のフルブラウザを使って「画像」を確認してもらい,最終的にカートへと誘導できるような

「モバイルサイト→PCサイト(携帯電話フルブラウザ専用)→カート」

の動線が重要になるのではないでしょうか.