席を譲るのは難しい

昨日、JRの補助席に座っていたときの話。関西在住の方で、京阪神間を走るJRの新快速系車両をご存じなら、イメージしていただけると思いますが、各車両の乗車扉付近に開閉させて座るシートですね。

そのシートに座っていると、JR高槻駅で妊婦さんが乗車してきました。臨月近くなのか結構お腹が大きく、ヨッコイしょといった感じで、私の眼前を通り過ぎ、車両のなかほどへ入っていこうとされました。

ところが、あいにく中ほどはすでに立っている人が多かったので、扉から2,3歩のところで立ち止まりかけた彼女を見た刹那、「どうぞ」と私は補助席を譲りました。「ありがとうございますぅ」と彼女はおじぎしながら、これまたドッコイしょと座られたわけです。

で、5分ぐらいして「しまったぁ」ってものすごい後悔したんですね。というのも、

「補助席シートって奥行きがせまいし、クッションが固い、おまけに結構揺れる」のです。ああ、もうちょっと思慮深くあれ。なんだか凹でしまいました。

読書しながら彼女をチラチラ観察していたんですけど、少し窮屈そうにされていたので、「ああ、これだったら優先座席までいってもらって、そこの人に譲ってもら方がよかったのかなぁ」て、読んでいる文字も目に入ってこずに、気もそぞろ。

はぁ、席を譲るって難しい、良い教訓になりました。


Comments

“席を譲るのは難しい” への2件のフィードバック

  1. いやー、それは大事なことでしょう。
    想いは伝わっていますよ!

  2. ありがとうございます。be-yanさんにコメントいただいて、ホッとしました(^^

    最近、「相手の身になって考えよう」って言葉があやふやだなぁって思います。「他者」と「自分」のかかわりをじっくり考えてみたいような感じです。

    どれだけ想像力を働かせられるか…..。

    癒しのコメント、ありがとうございました!