日本のケータイ「55%が番号ポータビリティで事業者乗り換え」

日本のケータイ「55%が番号ポータビリティで事業者乗り換え」,米調査

米NPD Groupは,日本における携帯電話の利用状況について調査した結果を米国時間2月1日に発表した.それによると,日本と米国の携帯電話ユーザーを比べた場合,日本のユーザーは,より高度な機能に興味を示しており,実際に利用している割合も高いという.また11月に導入予定の番号ポータビリティでは半数を超える回答者が事業者の乗り換えを希望していることも明らかにした.

実際,番号ポータビリティ導入前後には熾烈な囲い込み(料金体系・サービス)がはじまると思いますが,最近のK社のマーケティングに注目しています.特に,音楽系に傾斜した訴求はとても興味深いです.端末のデザインも斬新ですし.

ところで,日本のユーザーは,高度な機能に興味を示しており,実際に利用している割合も高いと指摘されていますが,それが次の機能です.

日本ユーザーの方が高い頻度で利用している機能は,インターネット・ブラウジング,電子メール,着信音や画像のダウンロードなどだった.その他にも,PDA機能,ゲーム,写真付きメッセージ,デジタル音楽やTVの視聴などが挙げられている.もっとも違いが明らかになったのはインターネット・ブラウジング機能で,日本のユーザーの76%が利用しているのに対し,米国ユーザーは12%だけだった

76%vs12%に驚きました.こうなってくると,モバイルマーケティングは,米国の手法を参考にする(しようにも,ナイですね)よりも,made in Japanですね.この調査結果だけで即断するのは拙速ですが,それでも,「インターネットへアクセスするデバイス」として携帯電話が定着しているのではないでしょうか.そして,サイト運営を考えるとき,携帯電話も積極的にターゲットにするのが得策だと思います.