マーケティングに必要な検索テクニック

nikkeibp: 会社や商品,人の評判を対象サイトを絞って探す – nikkeibp.jp – 仕事に使える! ネット検索テクニック

「村上世彰氏率いる村上ファンドの動向や思惑について知りたい」.そんなとき,ただ「村上世彰」と入力して検索しただけでは,思うような情報が集まりにくい.2006年2月7日時点で「村上世彰」をキーワードにグーグル検索すると,上位にくるのは,パソコンテレビ「GyaO」のインタビューや,M&Aコンサルティングのサイト,フリー百科事典「Wikipedia」,村上世彰氏の名前を姓名判断したページ…といった具合だ.

「村上世彰 site:nikkei.co.jp」と入力しみれば,「!」な検索結果が得られるかもしれません.記事の説明にあるような検索テクニックを使うように習慣化すれば,玉石混淆の情報を選別する時間を短縮できます.検索テクニックは,書籍や雑誌の特集記事から収集するほうが,体系化されています.ですので,手頃なモノを一冊でも購入して,辞書感覚で使うと便利だと思います.

検索テクニックは,情報収集の効率化・時間短縮の効果をもたらすよりも,マーケティングに活用できるのではないでしょうか.

  • 検索したいキーワードが,どういった"雰囲気"のサイトでとりあげられているか?
  • それらのサイトは,他のサイトとどうリンクされているか?
  • そのサイト群の関心事(ショッピングや趣味)は何か?

といった具合に,キーワードから絞りこんでいけます.

また反対に,「自分が調べたいキーワードには,○○のようなサイトが集まっているのではないか」と,先に仮説をたてておいて,それを検証するときにも使えます.

ビッグキーワードであればあるほど,膨大な情報が検索結果に表示されます.余計な情報をあらかじめ除外(ディスプレイに表示させない)するためには,ヒトがキーワードで試行錯誤するよりも,コンピューターにまかせたほうが得策です.除外するための「入力テクニック」のような感覚ですね.