名前がでましたか

今日の第一報からいつ頃名前がでるのかなぁと思っていたけど、やっぱりでましたか。今のご時世、匿名で報道しても"まさぐり"はあちら側で蠢動します。ポジティブに好奇心、ネガティブに下司の勘繰りぐらいですかね。あれよあれよのうちに晒されます。怖いのはその後。検索エンジンが心ゆくまでインデックスします。キャッシュとしてずっと残ります。それとてテレビ以外のメディアは信用しないという立場を貫けば微動だにもしないのでしょう。信用の是非はそのソースを読み解く当人に担保されてますので。はしたない愚生は「誰が」よりも「何が起きたのか(=何を与える)」に涎を垂らしてしまいます。

ところで処分の内容やら謝罪状況、身内の不祥事に対する対応の仕方などについて方々から非難が集中しているのでしょうか?

愚生は日本テレビのビヘイビアと民放各局の対応に化学反応を起こすつもりはないのですが、一つだけ気になったので備忘録を。一連の情態を子どもたちがケータイ&PCで眺めたときどう感じとるか—–これが気になるところです。

17日の昼までに通信社や民放各局がニュースで事件を報じても、同日午後3時現在、日本テレビは番組内で今回の件にまったく触れないまま。午後のワイドショー「ザ・ワイド」では、東京・府中の「ゴミ屋敷」が放つ異臭が近所住民を悩ませている実態をリポートしていたが、身内の犯罪には「くさいものにはフタをしろ」ということなのか-。ZAKZAK

こんなステレオタイプに受け取るのなら、個人的には「ああそうなの」で終始します。放言すれば安心。そうではなく、「やっぱり寄らば大樹の陰かぁ〜」と子どもが腑に落としてしまわないかという点です。いささか飛躍しているのは承知です。すみません、「飛躍」の部分をうまく説明できません。とにかく、「大手に行けばこの程度の犯罪なら隠蔽してくれるのか」という回路が無意識に働き、厭世観風な「寄らば大樹の陰」を助長させていないかと余計なおせっかいをやきました。念のためテンプレートを。鏡やケータイで盗み撮りは御法度です、っつうか論外。俎上にのせるまでもない(違う論点を立てれば話は変わりますが)。

「くさいものはフタをしろ」であれば、「無臭」になるぐらいです。むしろ、「フタをする容器」の中に入ったほうが周りから「隔離」してもらえるからありがたいなんて構図を浮き彫りにさせませんかね。気のせいかな。

日本テレビのふるまいが、「勝ち組においでよ」と誘惑しているかもしれませんよと邪推がよぎったので無駄口をたたいてしまいました。あっ、そうか、これも優秀な人材が日本テレビに就職してほしいという「採用戦略」だとすれば、愚生なぞは足下にも及びません。とんと頭が下がります。

最後に痛罵を。こういった反応が「負け組の負け惜しみ」として封殺されていくとしたら、「経済」はともかく「思考の平等」が浸食されているということもお忘れなく。「負け組の言うことには耳を傾けてもらえない」—–こわやこわや。