東京新聞: 総裁は高利でもうけていた 鳩山幹事長が福井氏批判
民主党の鳩山由紀夫幹事長は14日、札幌市で開かれた全日本郵政労働組合の大会で、村上ファンドへ投資していた日銀の福井俊彦総裁について「金融の番人になってからもファンドを続けていたのは大きな誤りだ。国民が低金利であえぐ中、総裁は高利回りでもうけていた。道義的責任なしと言えるか」と厳しく批判。
演説の全容を存じ上げないので揚げ足を取るのははしたないと承知しつつ苦言。(厳しく批判したから)だからどうしたのでしょう?
「国民が低金利であえぐ」と「総裁は高利回りでもうけていた」の構図は浪花節ですか。低金利政策が続いているのは日銀だと暗におっしゃりたいのでしょうか。はて?銀行の横並びはいかが。各行が自由に金利を設定し自由に商品を開発して営業すれば特段あえぐ必要はないと思います。いまだ横並び感を漂わせている向こう側に自分たちの失態があるとお考えにならないのでしょうか?
さらに道義的責任とは一体何でしょう?詳しい説明をお願いします。自民党結党資金についてお尋ねします。はたして道義的責任を感じないお金でしょうか?道義的責任という単語ひとつひょいと口にだされても皆目わかりません。思うに金融の番人の素行を批判するまえに、今回のような脇の甘い所業を許している法整備を問題にしてくださることを期待します。
「今の法律には○○の問題があります。だから今回のような金融の番人による失態が後を絶ちません。だから我々が政権交代すればこのような事態にならないように××の法案を提出します」
一有権者としてはこの言葉を拝聴したいです。さすれば政権交代のためのたかが一票を投じます。東大出の御大にかぎって批判のための批判、巧言令色鮮し仁ではないでしょう。