イノベーションのVAIO type U

ITPro: ソニー、HDDレスの「VAIO type U」を7月発売

ソニーは2006年6月27日、ハードディスクの代わりにフラッシュメモリーを採用した小型・軽量のパソコン「VAIO type U VGN-UX90PS」「同 VGN-UX90S」を発表した。[…]ハードディスクをフラッシュメモリーに置き換えたことで、軽量化と省電力を実現した。重さは約492gと、従来より約28g軽くなった。バッテリー駆動時間は約30分長い約4時間となった(CPUにCole Soloを選択した場合のみ)。ワンセグ放送に関しては、視聴だけでなく録画予約にも対応している。

HDDレス、というわけで「0スピンドル」のモバイルが登場。フレームからダウンサイジングしてPCになって巨象が踊ったのはつい最近だと思ったが、わずか数十年でここまで進化。これ、採算ベースがどのあたりになるかだろうけど、フラッシュメモリーは今後のHDD代替になりそうな予感もしないでもない。ATA HDDが1TBに手が届こうかいう昨今ATA/SATAもありとはいえそんな容量をどうやって「管理」するのか首をかしげる。だから次世代OSは"検索"だぁって言ってもね。

マルティメディア型のホームサーバーが1TBに突入し、ノートPCは映像・音楽系のPCとフラッシュメモリー系のPCにバイバイしちゃうのもユニークだと思うけど。事務系程度ならCPUよりもディスクへいかに高速にアクセスできるかだろうし。これ以上CPUパワーはいらんだろ。いやまさにイノベーションのジレンマ。

イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき