内田樹先生からプチロングテール気分を授かる

アウトサイダー昨日『アウトサイダー』がAmazonマーケットプレスより到着。おおようやく到着したか。函館より3日かけての郵便飛脚。心待ちした本。そう、内田樹先生の著書を読んでいらっしゃる方ならどこかで見かけたかもしれない。かの名エントリー(私が勝手にそう思っているだけ)「本が読む」に登場する"名著"。「本を読む」ではなく「本が読む」というタイトルに達見を感じられずにおれない。主語が違うだけでかくも視座がかわるのか。さて今晩からでもさっそく読んでみよう。

アウトサイダー=社会秩序の中にあることをみずからの意志で拒否している者。こういった人たちは、インサイダー=既成秩序の内側にとどまる人びと、にとってはやっかい者でしかない。しかし、コリン・ウィルソンは、ヘミングウェイ、サルトル、ドストエフスキー、ゴッホ他にあらゆる例をとりアウトサイダーを語りつくして、知的スリラーにまとめあげた。著者が25歳のときに全世界に発表され、一時代の青春の血を沸かせた名著である。『アウトサイダー』

長い引用をご容赦いただき『アウトサイダー』が登場するくだりをご紹介。