ほんとうに退化してるの?

夕刊フジBLOG: 退化する若者のあご、原因はニート化?

いま若者の多くに共通した歯の特徴がみられるという。丸橋院長は「高校生の8割方はこんな型の歯並びをしている」と1枚の写真を示す。奥歯の臼歯部が舌側に倒れ、出ている歯の高さが低い。歯列のアーチも大きなU字型ではなく、奥歯と前歯の中間部(小臼歯)が内側にくびれたひょうたん型、もしくは小さなV字型をしている。

仕事がら口腔内の写真を拝見する機会は多い。とはいっても枚数は微々たるものだろう。それでもこの写真にビックリ。本当に今の高校生の8割はこんな歯並びをしているの?よく咬んで食べる咀嚼の頻度が少なくなったからといって50年程度でこれだけ変わるなんて不思議。ふと疑問に感じたのは他の国はどうなのだろう。もともとこういう歯の形が多い国はあるのかな。

脊柱側わん状態になると中枢神経を圧迫して全身の各所に痛みや不快感、機能低下などが起きる。また体形のバランスが崩れるので、体の重心の偏りを支えきれずに姿勢の崩れもひどくなる。そして、いま増加するニートのような若者たちの"気力や体力の喪失"の根本にあるのは、「この歯の退化であり、生物学的な変異の問題としても目を向けるべき」[…]ただ、顎偏位症が体形の変化にどの程度影響し、どのようなメカニズムでさまざまな症状が現れるのか、まだ完全に解明されているわけではなく、ニートとの関係もあくまで仮説。

仮説とはいえニートにまで及ぶのか…..。生物学の変異とニートの因果関係。ここまでテーマが絡むと国家予算のニート対策費で賄えるのかどうか一素人として首をかしげすぎてしまう。

自然から得られた食物を自然に近い形で、よく咬んで食べることが基本。必ず硬い物もメニューに加え、野菜や魚などは軟らかい部分だけを食べないで全体食を心がける。[…]一口50回以上咬む。右と左を同じ回数咬むように習慣づける。

やはりそのあたりに着地しますか。新谷先生によると咬んで咬んでドロドロになるまで咀嚼すればフンも臭わないらしい、胃にも負担をかけないとのこと。何ごとも咬むことからですね。