Moon Bossa

ムーン・ボッサ昨年、ヴィラブリゾートでお世話になった部屋にあったCDの心地よさに恋い焦がれる。ふ、不覚にもメモるのを忘れたのでまたゆくべ。で、仕方なしにAmazonでそれらしきものを物色。おぉ、ひょっとしてひょっとしてと思い、『ムーン・ボッサ』をカートにポチ。めっさエエな。ホームリスニングに最適だわ。琵琶湖の湖畔でこじゃれたカフェ。オープンテラスは琵琶湖とにらめっこ。で、奏でる音色はムーン・ボッサ。そんなのがあれば、自転車で往復2時間以内なら通いますぜ。そこで本と戯れる。音と本。贅沢すぎますな。むかしから聴いていたけど、最近とくにBossaやJazzに激しく傾いている。あまりしっかり聴くのじゃなくて、身体をとおりぬけていくような感じを求む。便利な時代になりますたな。iTunes Music Storeにアクセスすればこの手のCDはたやすく買えるとは。DLしすぎに注意。そらUS TowerRecordも倒産なさる。ふむふむ。日本は再販価格制があるからスーパーとかで安売りされないから影響ないだって、はぁ〜。

こんなサウンドが聴きたかった!軽やかに疾走するリムショットとアコースティック・ギターのカッティングがリードするブラジリアン・ビート。それに乗ったやさしいフェンダー・ローズの音色と控えめなホーン&ストリングス。そして、あまりにも自然で人間味に溢れたソウルフルな歌声。ボサノヴァの持つあたたかな情感がブラック・ミュージックというフィルターを通して浮き彫りになったかのようなジュリー&カーリの音楽は深い癒しと慈しみに溢れているのだ。メロウでキュートな冒頭の「Moon Bossa」をはじめとするオリジナル曲をメインに、ダンサブルにアレンジされたEBTGの「My Baby Don’t Love Me」、美しいメロディーに胸こみあげるセルジオ・メンデスの「Salt Sea」、バーシアの「Promises」、ジョビンの名曲「Wave」などのカヴァー、そしてフロアー向けにアレンジされたリミックス2曲、そしてインコグニートによるリミックスも収録した全14曲。blues interactions