監視される24時間テレビ

24時間テレビ。もう何年もお目にかかっていない。先週の土曜日、京都の新京極だったかに通りかかったとき、「あっ、そうかここは24時間テレビの募金かぁ」と脳裏によぎった。今年で29回目、1978年に始まったらしい。当時になくて今あるもの、インターネット。数年前のインターネットになくて今あるもの、YouTube

あらためてなんだかスゴイことになってるなぁと思う。もちろんネットの片隅で蠢動しているのであって、みんながみんな知っているわけではない。それでも、「切り取られた映像」が無造作にネットに「置かれる」ありさまを眺めると、「もうテレビはいらなくなるなぁ」ってなんとなく実感する。24時間みなさまにテレビを放映しますじゃなくて、24時間みなさまから監視されますみたいになってる。たとえば、コレ。耳をすませば、音声ミスでアンガをこきおろしている芸人?!の声が聞こえる。エゲツナイ。

絆 〜Kizuna〜

続いてアンガを応援したおばさんが日テレのスタッフにどなられている巻。

[HAPPENING] 100km marathon’s staff shouts to the old woman

はてなのブックマークやRSSにはYouTubeへのリンクが増加の一途。majorityの琴線に触れるシーンは似かよっているからみんなドンドン貼っていく。すると"ネットのなかだけで"バイラル現象が発生。"ネットのなかで"極端に知っている人が増殖して、その人たちが"ネットのそと"に「ゆるやかな影響」をほんの少し与える。

皮肉なことに「ほんの少しのゆるやかな影響」を受けているのがマスコミの方々。で、報じるころには、「すでに知ってるよ」になる。後追い。で、我先に「知る」ことに力が注がれ、「知っているか知らないか」が跋扈する。トリビアルな事象を「知っているか知らないか」によって「判断」されているのかもしれない。「判断されている」とまでは断定できない。そんな印象をうける程度。

YouTubeなんてシロモノを目の当たりにしたみなさんはどう思います?