1967-1970

1967〜197013,4歳ごろかな、12歳年上のおじさんの部屋で遊んでいたら"赤盤"と"青盤"のジャケットに目が止まった。「このおじさんたちは誰だ?」って首をかしげ、おじさんに尋ねると「BEATLESやで」と教えてもらった。それが初めての出会い。で、赤盤と青盤のレコードをそのままもらって帰って針を落とした。その時の衝撃はいまでも忘れない。なんだコレ?ポンキッキで流れていた曲やんって思ったり、とつぜんガバチョの曲やって叫んでた。「聞いたことはあるけど曲名を知らない」が集うアルバム。それを突然聞きたくなって、今さらながらCDを購入。ビートルズマニアの方々、すみません。衝撃のわりにはあんまり深入りせず、コレばっかり聞いてました…orz

73年リリースのベストアルバムシリーズの後半。ジャケットの色から「青盤」とも呼ばれる。彼らがライヴ活動を停止してから初めて出したシングルのDISC1<1><2>から、解散が決定的になった後の70年9月にリリースされたDISC2<14>までの28曲を収録。 サイケ期からシンプルなロックンロールに回帰していく後期のビートルズの流れを追うには最適なアルバムだ。ジャケットの写真は69年にリリースされるはずだった幻のアルバム『ゲット・バック』用に、ファーストアルバムをまねて撮ったもの。『1967〜1970』

いまだに「Strawberry Fields Forever」を聞くとジンときて鼻がクシュクシュする。高校生のときにおつきあいしていた方が走馬灯のように浮かんできてパブロフになるからでしょう。とにかく高校3年間、このアルバムを聴きたおした。

「Long and Winding Road」なら遠くへいきたくなる気持ち。「Let It Be」は歌詞の意味すらわからずに初めて聞いたとき、いきなり落涙しかけた。あとで歌詞の意味を知ったとき、「"Let it be"でええねや」と安心した。多感な年頃だったなと今ではノスタルジー。高校3年生の体育祭。我が校の伝統、自分たちで作り上げていく体育祭の中核を担わせてもらった。全校生徒の前で喋る無我夢中。リーダーに求められる引力。練習でめげそうになったとき、下級生から相談されてうまくふるまえなかったとき、支えてくれた人たちと彼女。そして自宅へ戻ると"青盤"があった。だから"青盤"を聴くと、体育祭の写真をひっぱりだしたくなる。

そんなパブロフなジャケットってありますよね?