Amazonとリアルな書店のランキング

Amagleから和書のランキングをRSSでひっぱっている。で、そのランキングをリアルな書店と比べてみると、おもしろいなぁと思うときがある。たとえば、今なら『のだめカンタービレ #16 (16)』『魔法先生ネギま! 16 (16)』『超こち亀』が上位にランクインされている。このへんはリアルとシンクロしているかもしれない。

おもしろいのは、たとえば、『生きる力、死ぬ能力』。先日、少しの間、上位にランクインされた。そして今も在庫状況は「通常1~2週間以内に発送します」まま。なぜか?

内田樹先生がブログで紹介したから(だと思う)。それを読んだあと、さっそく以前からカートに入れていた『やがて消えゆく我が身なら』をオチしていると、次の日には1~2週間後になった(結局購入した)。本エントリーポスト時点での在庫は1冊。

Amazonのランキングにはこういう現象がままある。これがリアルな書店のランキングとの違いかもしれない。「ブログフィアで話題になって売れてます」なんてリアルでは捕捉できないし、たとえ可能であっても、「数時間〜数日程度の表示」にそこまで手間をかけられない。

刻一刻と変化するランキングがAmazonの強みか。しかも、このランキングはニューリリース用ランキングとは別に分類されているから、「アレ、なんで昨年の本が?」や「ふ〜ん、こんな昔の本がなぜ?」がランクインされる。そんなとき、大抵、ブログか世界でいちばん受けたい授業で紹介されたり、新聞で書評されていたからだったりする。

活字が好きだからブログを読んで、「あっ!」と思って購入するのか、ブログの口コミなのか、因果関係はどちらでしょうね?