どういう使い勝手があるのか?

12.1インチ液晶搭載で最軽量のモバイルノートPC——ソニー「VAIO type G」を読むと、やっぱりモバイルPCってニーズがまだあるのだなぁと思う。人前でプレゼンや発表したりする人には重宝するのだろうか。にしても、22〜25万円って価格に微妙。

ソニーは11月1日、新ラインアップとなるモバイルノートPC「VAIO type G」を発表、12月2日より発売する。VAIO type Gは「軽量」と「強さ」の両立がコンセプトのビジネス向けノートPC。「G」という文字には、「強い」「壊れにくい」「本物である(GENUINE)」といった意味を込めたという。

というのも、モバイルで何をするかといえばある程度限られてくるだろう。ビジネス文書の作成、インターネット、メール、写真の閲覧とかぐらいか。まさか、グラフィックや動画を編集したりするのは少ないだろう。だとしたら、メモリーとHDDに投資する方が体感速度はグッとあがる。

まぁ、バランスのいいスペックだと思う。とはいえ、今回のType Gは、メモリーが512MB、HDDが80GB(4200rpm)と、これが標準。酷評して申し訳ない。まだこんな商売しているのかと嘆息する。今やメモリーは2GB、HDDは160GB(5400rpm)に突入しようかなのに。標準のままではせっかくのマシンの特性が味わえない。これだったら、二世代前ぐらいのマシンを購入して、差額分をメモリーやHDDに投資したほうがオトク感がある。

なによりも、今のマシンはすでにモバイルで活用するにはおつりがこないか?ユーザーはバッテリーの駆動時間やHDDのアクセス速度の向上、そしてなによりもどこでもインターネットにつながることを望んでいるような気がする。WILLCOM|W-ZERO3[es]の販売好調なのが証左。約898グラムでも「重たい」わけだ。

あちら側に予定表やファイル、コンテンツを置くユーザーが増えている。だからローカルのスペックアップよりも、いかにあちら側に便利にアクセスできるかの端末。そんな気がする。