無冠の女王の舞

無冠の元フィギュア女王、スルツカヤが引退表明-スポーツニュース:イザ!

スルツカヤは1996年欧州選手権でロシア女子として初めて優勝。2002年に世界選手権を制したが、その後は重い病気に苦しんだ時期があり、05年に2度目の制覇を果たした。優勝候補の筆頭と目されていたことし2月のトリノ五輪は、荒川静香らに敗れて銅メダルに終わり、その後は競技会に出場していなかった。02年ソルトレークシティー五輪も銀メダルで、五輪で勝てなかったことが競技生活で最大の悔いだと話している。

フィギアスケートで「完璧」という言葉を形容できる"舞"はないかなぁと思っていたのを覆してくれた女王でした。「ジャンプに突出している」「ステップが世界一」「表現力がすばらしい」とか、何かひとつ秀でたのではなく、「技術・表現力」のすべてが世界一であったように思います。

華麗にジャンプし、指先まで馨しいぐらいしなやかに舞い踊り、氷上を忘れさせてくれるぐらい軽やかにステップを踏む、そして妖艶な表情。ブラウン管にくぎづけになりました。

ごくろうさまでした。

追記:
ごめんなさい。早とちりでした。ご本人は否定しているようですね。だめですね、もっと吟味してからエントリーしないと。失礼しました。

母国ロシアから伝えられた引退報道の内容に、寝耳に水だったというスルツカヤは「ばかげた話。記事を書いた記者に会ってみたい」と話した。