見る視る観る

オンライン・ショッピング歴2年以上のユーザーや年間1500ドル以上の高額購入者に強い傾向として、ページ読み込みを待てるのは4秒までとか。

ITpro: オンライン・ショッピングのページ読み込みに待てる時間は最長4秒

米Akamai Technologiesは米国時間11月6日,消費者のオンライン・ショッピング体験に関する調査結果を発表した。米JupiterKaganの調査部門JupiterResearchと共同で実施した調査によると,オンライン・ショッピング・ユーザーがWebページのダウンロードに待っていられる時間は最長4秒で,それを超えるとそのサイトの利用をあきらめるという。


回線環境が日本とどの程度違うのかカウントしても納得。トップページにFlashを仕込んで延々ムービーを流すサイトは一頃前よりずいぶん減りました。とはいえ、クールと使い勝手を混淆しているサイトはまだまだ健在。先日、車をちょっと調べたくて検索経由でたどり着いた自動車メーカーのサイトに辟易。

Flashを使うと綺麗なグラフィックかつ躍動感あふれるサイトが制作できるから、車の高級感や質感を表現しやすいのでしょう。でも、こっちはテキストを読みにきている。「読む」と「眺める」を分離してほしいなぁと思うわけです。ページをクリックするたびに、テキストが表示されるまでムービーが跋扈しています。

「ユーザーが何を経由してどの目的で訪れるのか?」という設計がうまくない。「検索経由で車の解説をまず読みにくる」ユーザーもいれば、「広告経由で車の外観や内装を眺めにくる」ユーザーもいる。

そのどっちに比重を置くかではなく、どちらにも対応できる情報構造—–この視点で自分が制作した顧客のサイトを調べてみると、まだまだ改善の余地はありますね。自分の口腔内の症状と原因を知りたいのか、結果を見たいのか。「みる」にはたくさんの感じがあるので、どの漢字でやってくるのか?もっともっと想像力を働かせないといけないと痛感。