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マーケットの声を聞いたK10D 組織変更は席替えか?

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PENATX デジタル一眼レフカメラ K10D レンズキット11月30日にPENTAX K10Dを購入した。そのK10Dが反響を巻き起こしている。10月8日にカメラのキタムラで予約したところ、発売日前日の11月29日になっても「(納品できるか)わからない」と言われるほど混乱していた。月間生産台数2万台に対して、全世界で25万台の予約が入ったという話も店員さんから聞いた(ほんとうかどうかわからないけど)。

発表以来、予想を超える話題を振りまき、発売後もあっと言う間に在庫が無くなるヒット商品となっているペンタックスのK10D。「作り溜め」のために発売日を遅らせたものの、あっと言う間に在庫を切らせてしまったようだ。「【インタビュー】K10D開発者に聞く ~ペンタックスが変わった理由 」


PENTAXの予想より「桁違い」の受注があった背景に何があったのか?「組織の変化が大きかった」と言う。PENTAXでは開発側の商品企画と販売会社系のマーケティング部隊が別々に存在した。それを昨年4月に一体化した。つまり、市場からの声を調査、吸い上げてまとめる部署と、製品開発の舵取りを行う部署を統括した。それによって組織内で何が起きたのか?

「これまでもニーズは把握できていたのですが、様々な意見を一本化できていませんでした。マーケティングと開発の間を直結したことで、製品ごとにターゲットユーザーを明確にすることができたのです。"一眼レフなんてカメラは写真好きのおっさんだけなんだから、マーケティングも何もないよ"という意見もあります。しかし、実際には様々なタイプの方々がデジタル一眼レフカメラを購入しています。きちんとターゲットユーザーを定め、想定するユーザーにとって明確に良いと言っていただける製品を出そうと考えました」

業績が芳しくないから組織変更する。やらないよりやったほうがいいだろう。しかし、「なぜ業績が芳しくないのか?」を考えない組織変更は席替えと同じ。気分は変わり心機一転に役立っても成績向上にリンクしない。原因のひとつは、マーケットの声に耳を傾けていないかも。傾けているようで傾けていない。誤解のないようにテンプレートしておくと、「お客様は神様です」ではない。マーケットの「我が儘」と「願望」を仕訳して、できることとできないことをリアルかつクールに査定する。できることの中から、まだまだ利便性を高められないかを模索しているかどうか。マーケットが望んでいないことを商品化したり、思い込みでサービスを提供したりと、「必要とされていない」ことに気づいていない。反対に、「必要であるはず」のサービスをマーケットに「気づかせる」ような働きかけをしているか?

査定と働きかけの根底には、マーケットの声に耳を傾けた後、それを活かす組織であるかどうかに拠る。思うに、「聞きっぱなし」が多い。アンケートや調査、どんな手段であっても、「なるほど、そう思っているのか」とうなり、「へぇ、そんなところには気づかなかった」と感嘆する。「マーケットの声が聴けた」こと自体に安住し、その声に自分たちの感情を表現できたことで、「対処した」と錯覚する。

が、これも外部からの観察にもとづく主観的感想。何よりもマーケットの声に耳を傾けていない、もしくは傾けっぱなしの「組織」であると、組織自体が認識できないと、漸進しない。その「認識」のために必要な要素は何なのだろう?

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