駅ナカ病院

「駅ナカ」ビジネスが花盛り。現在、鉄道(正確には鉄軌道用地)の固定資産税評価額は沿接する土地価額の3分の1。その分、「駅ナカ」テナントの家賃はディスカウント。だから、「同じ価格で販売してもうま味がある」というわけで、我も我もと出店せり。これではいかんと、行政は固定資産税課税を強化。同様のケースが東大キャンパスの食堂。「学ナカ」ビジネスとして、いまや大学内の食堂はへたな地下街よりもグルメ通りと化してます。

ちと逸れました。その「駅ナカ」に今後求められるのは?というアンケート調査がアップ(参照 :CNET Japan 駅構内における商業スペースの利用状況、今後求められるものは?)。

今後利用したい店舗を調査したところ、現在も利用度の高い売店(64.29%)や書店(62.37%)、飲食店(57.81%)、コンビニ(41,19%)などを上げる声が多い一方、ドラッグストア(32.60%)や総菜店(18.36%)、レンタルビデオ店(16.62%)、電気量販店(12.88%)、マッサージ(9.86%)アパレルショップ(7.40%)など、幅広い意見が上がった。サービスが充実すれば、「単に移動途中の短い時間に駅ナカに立ち寄る」という認識から、「駅ナカを利用するために駅を利用する」という人が増えるかもしれない。


図をながめると、日用雑貨や化粧品、薬エトセトラを手軽に購入できたり、お金の引き出し・振り込みができたりといった「駅自体のコンビニ化」がニーズのご様子。

このアンケートの結果を読んで、「現在展開している業態からチョイスしたのか、今ない業種を選択してもよかったのか」わからない。というのも、「病院」がなぜでてこないのだろう?というのが第一印象。

法律の問題があるのかもしれない(不案内なので知らない)けど、駅のナカに病院って開業できるのか?

ただ、圧倒的多数をターゲットにするだろうから、やっぱりコンビニ化が求められるのですかね。「駅ナカ」の反面、「駅ソト」は深刻になりつつあるなんて読みましたけど、実際のところどうなのでしょう。滋賀県のカントリー線側に棲んでると、異国さながらの感がありまする。都会線の草津駅あたりでは「駅ナカ」もありそうな悪寒。