中小企業のM&A

asahi.com: 後継者不在の中小企業、M&Aで廃業回避

廃業の瀬戸際にある中小企業を、銀行などの仲介で別の企業にM&A(企業合併・買収)してもらう取り組みが広がっている。高度成長期に創業した中小企業の経営者が高齢になり、後継者不足で廃業を余儀なくされる中小企業は年間約7万社にのぼる。M&Aを利用すれば、外部の人材を後継者に登用できる利点がある。ただ、「会社を売るのは恥」と考える中小企業トップもまだ多いという。

エムエー戦略株式会社様

昨年、開設したばかりですが、これから情報構造やコンテンツの構築を支援させていただきます。まさに上の記事を、打ち合わせの俎上に載せています。ただし、「M&A」というトレンド用語で中小企業を語るのではありません。「事業承継」という視点です。

とはいえ、オーナー社長には、自分の会社を売り渡す行為そのものを「恥」と考える傾向が強いようだ。大手銀行担当者は「M&Aを成立させるには、経営者のそういう意識を変えてもらうことが課題」という。

記事の指摘どおり「創業者=会社」の中小企業では、ロジカルだけで事業承継を遂行できません。個人の相続や社員の問題など多岐にわたります。そこに情もあります。手段のM&Aと目的の事業承継を本末転倒させず、「中小企業の企業価値」が承継されるようになればと思います。