ようじからエイズウイルス

定点観測。北京五輪を現地で観戦されるご予定のかたはご注意を(と思います)。

YOMIURI ONLINE: 回収紙をナプキンに、ようじ再使用も…中国紙報道

同紙によると、規定では、紙ナプキンにはいかなる回収紙も使ってはならないが、実際には、低品質のナプキンに回収したゴミを漂白したものが流用されていた。製紙工場に10年勤めた男性は、「原料の中には、使用済みの生理用ナプキンや病院が廃棄したガーゼもある」と証言。恐ろしいのは色つきの紙ナプキンで、漂白剤すら使わず、ゴミを着色してごまかしただけのものがあり、大腸菌や結核菌、肝炎ウイルスなどが検出されたという。

本邦には基準があるから”あきれる”のであって、基準がない人には、これが標準。そのズレが埋まる気配はない。さらにおそろしい事態に。

低価格のつまようじも、状況は同じ。海南省海口市で昨年、広東省から購入した大量の「回収ようじ」が見つかった。レストランやゴミ捨て場から回収したようじを水につけてよごれを落とし、包装し直しただけで、この種のようじからは大腸菌や結核菌以外にエイズウイルスまで検出されたという。これらの紙ナプキン、ようじが輸出されていたかどうかは不明。また、使い捨てのプラスチックのはしやスプーンなどの食器を、不十分な消毒を施しただけで繰り返し使うレストランもあるという。

定点観測でふれているように、「食品」だけではないのですね。とりあえず、どう対処するか。

フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠