加ト吉が豚を牛にしてミンチを販売

本日の朝日新聞一面。加ト吉が循環取引につづき、子会社にて醜聞。

asahi.com: コロッケに偽ミンチ、生協が全国販売 北海道の業者出荷

北海道の食品加工卸会社が、食品大手・加ト吉(本社・香川県観音寺市)の連結子会社・北海道加ト吉に、主に豚肉を使ったひき肉を「牛ミンチ」として出荷していたことが分かった。北海道加ト吉の冷凍食品は材料表示が違ったまま流通していた。卸会社の複数の元幹部は、朝日新聞社に、古い肉を利用していたとも証言している。同社の肉を使った製品は北海道加ト吉だけでもコロッケ20種にのぼる。

ざくっといくと、「豚」を「牛」と表示した(偽装?!)ミンチを販売。海外産の牛肉を「まぜて」和牛に変身させるテクニックとはチト違う香ばしい事態。

で、さらにこんな証言も。

さらに同社元幹部らは、腐臭を発するような肉を仕入れた後、殺菌処理をしたうえ、牛肉に見せかけるために家畜の血液で赤く着色して使ったこともあったという。

1,700円の霜降牛で紹介したとおり、マッチポンプの本でもよく似た話が自慢されてます。

追記

私の間違いでした。申し訳ありません。「原料足りず、豚肉混入」工場長、ミンチ偽装認めるとか関連記事を読むと、ミートホープが卸していたのですね。となると、加ト吉は豚肉混入を認識していたのかどうか。

北海道苫小牧市の食品加工卸会社「ミートホープ」が主に豚肉を使ったひき肉を「牛ミンチ」として出荷していた問題で、同社の工場長は20日未明、朝日新聞の取材に対し「(表示と違う肉を)混ぜて出荷したことがあった」と述べた。同社社長は19日の取材で「間違いで混ざったのかもしれない」としていたが、一転して、同社側現場責任者が意図的な偽装を認めた形だ。