大気汚染と人権問題を抱えた北京五輪

大気汚染問題で五輪マラソン延期!?

マラソンや自転車の耐久競技が延期になる!? 五輪開催を1年後に控え、カウントダウン式典出席のため北京入りしている国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ会長から爆弾発言が飛び出した。「北京の大気汚染問題が解決されなければ、屋外開催の耐久スポーツを延期する可能性もある」。米CNNテレビのインタビューに答えた。

火曜日だったか、NHKが放映していた関口知宏さんの中国鉄道大紀行を視ていて、あらためて深刻かと感ず。田舎のほうは空は真っ青、水もきれいし、映像からとはいえ魅了される景色がたくさん。

が、一転、めまぐるしい成長をとげている都市部へ鉄道がさしかかると目を覆いたくなった。まず、空気が…..。空がみえない。霧がかかっているのかと最初まちがえた。夕方でもないのにほんのりとうす暗い、というか日光がとどいていないというか。

で、昨日の天安門で開催されたカウントダウンイベントの様子もご覧のとおり。絶句。

日本も高度経済成長期にひどかっただろうし、いまでも都市では青い空をなかなかおがめない。ただとにかく桁が違う。エネルギー効率にも問題があるのかもしれない。深刻。

あとは、ハリウッドがそれとなく圧をかけているけど、下院でも腰をあげたご様子。

中国の人権侵害続けば、北京五輪ボイコットを=米下院決議案

決議案はローラバッカー氏ら共和党議員8人が提出。中国に対し、スーダン、ミャンマー、北朝鮮政府による人権侵害を後押しすることも中止するよう呼び掛けている。夏休み明けの9月初めから下院外交委員会で審議が行われる。

うむ、理想と現実、本音と建前が交錯。国際政治の綱引きはさておき、スティーブン・スピルバーグがダルフール問題と北京五輪の芸術顧問の辞退をバータしたら、中国は即行動したので、政治以外のロビー活動には神経質になっているのでしょうかね。

とにかくこれまでの五輪とは違った「戦略」(食料・水・入国スケジュールなどなど)を熟慮しないといけないのでしょう。なんだかなぁと。それに電○とかがからんでややこしいことになるわけで。