政府が、海上自衛隊のインド洋での給油活動を継続するために臨時国会提出を検討している「新法案」の骨格が10日、明らかになった。活動内容は給油活動を柱に限定的なものとし、現行のテロ対策特別措置法に明記されている国会承認の規定を削除する。代わりに新法案の採決自体を国会の「事前承認」と見なす。ただ文民統制(シビリアンコントロール)を事実上、緩和することになり、野党だけでなく与党内からも反発が上がるのは必至だ。
苦肉の策とはいえ、この結論に到達した理路にすこしガクブル。ただ、民主党代表が「直近の参院選の結果が民意」うんぬんみたいことを主張していたけど、その瞬間、「ああ、そうか、給油に反対したんだ」ということにどれぐらいの有権者が気づいたか、興味深い。
給油活動について、先月の朝生で江田けんじ衆議院議員がすっぱぬいた「アフガンではなくイラク戦争に使われているかも知れないよ」の資料にびっくりしたけど。ああ、やっぱりほんとだったのね。